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迫害政策の実行を拒否する中国の外交官(写真)

 
 【明慧ネット2005年6月8日】(明慧記者、周杉の総合報道)中国駐シドニー領事館の外交官、陳用林さんが、法輪功の監視任務を拒否し、中共の法輪功に対する迫害政策に協力したくなくて、政治亡命したことは、オーストラリア及び国際社会で強い反響を引き起こし、世界各地のメディアの焦点話題になっている。

世界各地のメディアに注目されている陳用林さん

 『オーストラリアン』新聞(The Australian)は、6月4日に陳用林の政治亡命について、次のように報道した:法輪功の監視を担当している外交官の陳用林さんは、中共の法輪功や政治異見者に対する政治迫害政策に協力したくなくて、オーストラリア政府に政治亡命を求めている。彼は自分が法輪功学習者ではないが、法輪功に同情していると表明し、「法輪功学習者は中国で大規模な迫害を受けている」と証言した。

 米国の『ロサンゼルス・タイムズ』6月5日の報道によると、中国の駐シドニー領事館の政務参事官、陳用林氏は、中共の信仰団体や民主活動家に対する迫害政策に協力したくないため、領事館から立ち去った。陳用林氏は、自分が法輪功学習者及び民主活動家に何らかの協力を提供しため、中共当局に危険人物と看做されていると話した。 

 シドニー朝刊(The Sydney Morning Herald)は6月5日に、37歳の陳用林氏の亡命の原因について、次のように報道した:陳用林氏は「私の任務はオーストラリアにいる法輪功学習者と民主活動家を監視、迫害することであり、もし自分が中国に送還されたら、必ず迫害される」と表明した。また、彼はオーストラリアに現在1000名以上の中国のスパイが活動しており、この人たちはかつて数回の誘拐行動を実行したと指摘した。 

 米国の有線ニュースネット(CNN)は、6月6日に次のように報道した:中国の駐シドニー外交官の陳用林氏は、自分が領事館ですでに4年間勤めており、オーストラリアでの法輪功の活動を監視することを担当していたが、最近自分の身の安全に危険を感じてきたと語った。この報道によると、現在オーストラリアに登録している中国の外交官は40名しかいない。しかしオーストラリア政府は、オーストラリアで活動している中国のスパイが、ロシアのスパイよりも多く、かなりのスパイが外交官の身分を利用して、或は商人や科学技術専門家を装って活動していると認識している。 

 ロイター通信の報道によると、陳用林氏は、シドニーで催された六四天安門広場大虐殺記念集会で、「私は法輪功学習者に何らかの協力を提供したため、中共当局に危険人物と看做されており、今中国に帰ったら、必ず中国共産党に迫害されるから、現在妻と娘とともに隠れている」と話した。

 オーストラリア・ラジオ放送の報道によると、陳用林氏は記者に対して法輪功に同情していると表明した。彼は「迫害の初めに、私は忠実に中国共産党の法輪功を迫害する政策を実行していた。このために、非常に心が痛く感じている」と話した。また、陳用林氏は移民局の責任者に書いた手紙の中で、法輪功に対する監視活動の概要を記述したうえ、今までの自分の行為に罪責と後悔を痛感していると述べた。 

 『メルボルン太陽報』(Herald Sun)の報道によると、中国の駐シドニーの領事館の外交官、陳用林氏は、オーストラリアに約一千人の中国のスパイが配置されており、彼らの主な任務が、民主運動の活動家と異見者を監視することであると指摘した。彼らがかつて数回オーストラリアで中国人の誘拐を行ったことも指摘した。

 また、『メルボルン太陽報』(Herald Sun)は、法輪功の報道関係者、ヴェレシャカ(Katerina Vereshaka)女史の話を引用して、次のように報道した:中共のスパイは過去何回も法輪功のデータベースと電子メールシステムに侵入することを試みた。更に甚だしいことは、最近シドニーに在住のある法輪功学習者の自宅の前に、一匹死んだ猫が置かれて、伝言メモに彼女と彼女の家族が同じ結末になる可能性があると書かれていた。 

 この報道文章の中に、今まで、警察の拘禁中に死亡した法輪功学習者が2000名以上に達していると書かれている。


(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2005/6/8/103624.html
(英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2005/6/9/61677.html