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日本の法輪功修煉者が妹の救出を呼びかけた

(明慧日本)法輪功修煉者・潘嶺さんは現在日本在住で、その妹の臨床医・潘奇さんは法輪功を修煉していたため、中国共産党に迫害され、2007年1月、中国を離れタイに亡命した。2008年3月14日、潘奇さんと他の法輪功修煉者がタイの中国領事館前で平和的な抗議を行っているとき、タイ警察に逮捕された。下記は、潘嶺さんが妹を救出するために書いた呼びかけの手紙である。

 国連及び正義ある国と機関へ

 私は潘嶺と申します。法輪功修煉者です。1974年6月26日、中国に生まれ、大連師範大学の物理学部を卒業後、2006年1月14日に来日し、1年前に日本に来ていた夫と合流しました。  

 私たちは双子の姉妹で、2人とも1996年に大学在学中から「法輪功」を修煉し始めました。妹・潘奇は未婚、1999年に大連医科大学を卒業し、臨床医で、遼寧省大連市甘井子区に住んでいました。妹は幼少時代から病弱で、我々姉妹ともに1996年大学3年の時から法輪功を修煉し始めました。「真・善・忍」に基づいていい人になろうと頑張り、その時から健康を取戻し、生活が楽しくなりました。法輪功は我々を良い人になるよう導き、心身ともに健康になりました。私達や周囲の法輪功を修煉する人々にはいつも穏やかな笑みがあります。私達姉妹は修煉してから道徳が向上し、多くの感動的な体験をしました。

 両親はかつてネットカフェを経営していました。昼、中学生がよくネットカフェを利用し、お金を使い切って昼食を買えなくなることがしばしばあります。潘奇は彼らに法輪功の真相を伝え、よく勉強して、お金を遊びに使わないようにと教えました。そしてご飯を買って食べてと言って、彼らからはネットカフェの利用料を受け取りませんでした。

 ある日、妹は迷子になった子供に会いました。妹はすぐ新しく買ったセーターを脱いで、その子に着せました。その時期、妹は迫害されて失業し、全然お金を持っていませんでした。そのセーターも家族に買ってもらったものです。妹は何年間も新しい服を買っていませんでした。お金があれば他の生活に困っている同修を援助したり、法輪功の真相資料の印刷に使ったりしていました。

 1999年7月20日以降、江沢民グループが法輪功を迫害して以来、私と妹は離れ離れになりました。妹が大連市北市グループ付属病院で働いていた時、院長は妹の研修の機会を他の人に変えました。院長は、妹が法輪功修煉者なので、研修に行かせてもいつ逮捕されるか分からないので、その研修の機会を他の医師どころか、看護師に与えても損をしないと言いました。妹は少しも気にしませんでした。新年会の時、妹は法輪大法の真相の歌を歌ったので、病院側は妹を解雇しました。

 潘奇はかつて大連市開発区病院救急科の「120救急医」で、運転手と一緒に救急車で患者を迎えに行った時、患者から300元の「感謝料」を提供され、運転手は妹と密かに山分けをしようとしました。妹は、私は法輪功修煉者で不正なお金はもらわないと言い、お金を受け取りませんでした。運転手はお金を損したと悔しがり、院長・李学忠に妹が法輪功修煉者であると告げました。院長たちは妹に「反省書」を書かせようとしましたが、妹は拒否し、解雇されました。この件の経緯はすべて救急科の張惜蓮主任が証言できます。

 法輪功は多くの人々に心身ともに健康をもたらしました。医師である妹は、よく病院で患者に法輪功を紹介していました。病院の上層部は告発されることを恐れて、妹を停職処分にしました。また警察もよく病院に来るので、結局、やむを得ず妹は退職しました。その後、妹はいつも仕事を探しています。 

 「真・善・忍」を堅持しているため、妹は悪名高い遼寧省馬三家労働教養所に計1年4カ月拘禁され、また大連市姚家留置場、大連教養所などで不法に拘禁され、残虐な拷問を受けました。それ以来、今なお足の感覚が麻痺しています。

 私も短期間何度も拘禁され、最も長いのは2カ月以上です。私は高校の教師で、学校側から2年間の停職処分を受けました。2003年、海茂派出所の警官・姜義は学校側に知らせずに、仕事中の私を強制連行しました。中国国内での体験を思い出すと今でも胸がどきどきします。幸いにも、私達は中国共産党の赤色テロの高圧的な息が詰まるような環境から逃げ出すことができました。

 私達は自分の仕事を心から愛し、祖国を心から愛しています。しかし、中国共産党は「真・善・忍」を恐れて、善良な法輪功修煉者を逮捕し、修煉者の臓器を摘出して売買しています。中国共産党の暴政はナチスに勝るとも劣りません。 

 2006年1月、私は日本に来ました。妹も日本に来たかったのですが、中国で旅券を発行してもらえませんでした。妹は2007年1月に中国を離れ、タイに亡命しました。タイは人権と信仰を尊重する民主的な国なので、私達はほっとしました。

 しかし、中国共産党は国内で法輪功修煉者を迫害するだけでなく、海外にも黒い手を伸ばしています。タイの現地時間2008年3月14日午前10時過ぎ、妹を含む5人の法輪功修煉者が、タイの中国大使館前で平和的な請願をしていた時、6人のタイ人警官が突然やって来て、妹・潘奇、劉桂英さん、林紅さんなど中国から亡命した3人を連行しました。劉さんと林さんは国連の難民資格を持ち、林さんは国連の「難民許可証」を持っていますが、タイの警官は3人が合法的な身分でないという理由で、移民局に送りました。 

 警官は、あなた達が善良な人だと我々も知っています。しかし、中国共産党が圧力をかけているので、私達も仕方がないと言いました。ある湯という警官も、私達はあなた達を捕えたくはないが、上の命令だと言いました。

 タイ政府やタイの国連職員が、よりよく法輪功修煉者を保護することを、私は期待しています。中国共産党のタイに対する脅迫は、タイの国と国民に対する侮辱です。

  2008年8月17日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2008/8/10/183822.html
(英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2008/8/12/99749.html