広州市の閻栄傑さんに 懲役3年6カ月を宣告
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  【明慧日本2019年6月30日】(広東=明慧記者)広東省広州市天河区の法輪功学習者・閻栄傑さん(55)は2019年5月31日、広州市茘湾区裁判所に懲役3年6カ月の実刑判決を言い渡され、罰金5000元の支払いを命じられた。閻さんはこれを不服として、すでに弁護士に依頼して控訴したという。

阎荣杰
閻栄傑さん

 かんしゃく持ちだった閻さんは法輪功を学び始めた後、性格が一変して優しくなった。家事を自主的に行ない、買い物をしたり、親孝行をするようになった。高齢の両親(80)は、特に父親は目の手術や腸の癌の手術を受けた後、大小便を失禁するようになり、日常生活は完全に閻さんが面倒を見なければならなくなった。閻さんは十数年間、1日たりとも文句一つ言わずに面倒を見続けた。両親のことに配慮するため、閻さんは両親の住む団地でずっと警備の仕事をしていたが、2016年に法輪功迫害の真相を伝えたために迫害に遭い、勤め先の不動産会社は労働契約を解除した。その後、夫でありながら息子でもある閻さんは、アルバイトをして家族を扶養した。

 閻さんは2018年7月23日、中山大学附属第一病院の外来診察のロビーで、市民に法輪功迫害の真相を伝えた時、病院の警備員に通報され、越秀区農林派出所の警官らにより連行された。当日の夜、越秀区公安支局の警官ら4人は、突然に閻さんの家の中をメチャクチャにして家宅捜索を行い、さらに、閻さんの両親に向けてビデオ撮影をした。両親はショックを受けて健康状態がより一層悪化したという。2018年8月20日、閻さんの父親は突然に心臓発作を起こし、南方医科大学第三附属病院で緊急措置を受けた。

 2018年10月、閻さんは法律に基づいて、上層の検察庁と公安部門に越秀区公安支局の違法行為を告発したが、ずっと返事が帰って来なかった。しかし、2019年1月、閻さんは検察によって起訴され、広州市茘湾区裁判所で裁判することが決まった。

 2019年5月31日午前9時過ぎ、広州市茘湾区裁判所は閻さんに対して、懲役3年6カ月の実刑判決を宣告し、罰金5000元の支払いを命じた。閻さんはその場で控訴すると表明した。閻さんが判決を宣告されたことによって、両親の面倒をみる人がいなくなり、大変困った状況に陥った。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2019/6/5/388305.html)
 
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