法を暗唱し 真相を伝える中で着実に修める
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2019年8月30日】私は1998年に法を得ました。心身とも恩恵を受け、大法を修煉するなかで昇華してきました。師父に対する感謝の気持ちは言葉で語りきれません。ここで心性を修めるなかでの僅かな体験を交流したいと思います。
 一、 法を暗唱するなかで関を乗り越える

 中国共産党が大法に対する迫害を始めた後、私は仕事の利便性を利用して同修とともに資料点を立ち上げ、法を実証し、真相を伝えました。しかし心性を修めることができず、仕事を修煉とみなし、煉功発正念を続けることができず、2009年に真相をしらない人に密告されて、職務を失い、一度経済的に困難に陥り、社会での地位と収入が随分減り、それが巨大なプレッシャーとなってしまい、家族にも理解されませんでした。

 一度同修が法を暗唱しましょうと呼びかけてくれました。師父はすでに法を暗唱することを励ましてくださいましたが、私は大変難しいと思いなかなか決心することができず、今回は同修からの呼びかけの下で、『轉法輪』を暗唱することを決めました。一段落ずつ暗唱しましたが、全部暗唱するのに6カ月かかりました。少しずつ法理が見えてきて、修煉はうちに向けて探し、心性を修めるべきだと分かるようになりました。非常に長い間心性を修めず、問題があると指摘されたら、いつも他人のせいにしていました。

 心をえぐるようなトラブルの中で内に向けて探すと、顕示心や闘争心、嫉妬心、色欲、名利心や自我を実証したい心が見つかり、正念が少しずつ強くなりました。初めは会社の本部に手紙を書き、大法の実態を伝え、職務の回復を要求し、迫害を否定しました。経済的に困難の中で支出を減らし、資料点の資金を守っていました。

 私の心を見られた師父は、ビジネス関連の智慧を開いてくださいました。しばらくして資料点の家賃の問題は、自分で解決することができました。2年後、会社で大法に対する迫害に力を入れていたトップが告発されて、他社へ移動されていき、私の収入は2倍以上に増えました。

 およそ2年前の一時期、三つのことを仕事のように行ない、まるで機械的に繰り返しているように感じました。『轉法輪』を20回以上暗唱しましたが、最初ほど心に入ることはなく、念力が散りがちで、向上を感じ取れませんでした。一度法を暗唱していた時、めったに会うことができない同修が私に問いかけました。「段落をつなげて暗唱してますか」。私は突然これは師父からの悟らせであると思いました。以前は一段落ずつ暗唱していました。段落をつなげて暗唱することですが、最初は難しいと思いました。しかし自分が一つの次元に留まりすぎているのではないかと思い、突破すべきであり、法を暗唱する時間を増やして、段落ごとに暗唱してから、小さいタイトルごとに二回連続して暗唱しました。

 法を暗唱することにより、私はさらに法に同化しやすくなり、正念と智慧が増し、修煉に新たな変化が生じました。

 二、 うぬぼれる心を修める

 私は幼い頃から大切に育てられ、小学校から大学までずっと成績が優秀でした。勤務先ではわりと早くにリーダのポジションにつき、高みに立って人を見下ろして指令を出し、独りよがりで、心地よい言葉を聞きたがるなどの党文化のものをたくさんもっていました。ここ数年間、とくに職務を失ってから多くの党文化を修めていると自分で感じました。

 しばらくの間、私は母とよくちっぽけなことでトラブルを起こし、つねに母が主観的であり、強情っ張りだと感じていました。一度、同修の妹がこう言いました。「あなた達はふたりとも強情っ張りです」と。そうですね、確かにただ他人の不足ばかりをみていました。師父は私達に他人の問題が見えたら、自分を探すようにと教えてくださいました。私に負けず嫌いなところや闘争心、自我を重んじるなどの党文化があるのに、他人を責めていました。

 このことに気づくと私は家族と接する時、いつも高みに立って見下ろす心がありました。なぜなら、家族の多くが私から恩恵を受けていたからです。一部は私のおかげでこの都市で定住することができ、仕事を見つけ、家庭をもつようになりました。特に大法を修煉してから私は年配の家族を扶養し、親族を助けるために大きな代価を支払いました。そして家族の中で気づかないうちに優越感を覚え、人を支配しようとし、報いを求める心が生まれてきました。これは非常に強い自我ではないでしょうか。両親に親孝行をし、親族を助けることは私がやるべきことではないでしょうか。以前は仕事をする中で、非常に強い自我が見えていましたが、今みても私の自我は非常に強いものでした。真面目に自分の不足を探していた時、母の態度がまるっきり変わりました。本当に大法の超常さを感じ取りました。

 一度息子がこう言いました。「お母さんとは話したくありません。お母さんはすぐ結論を下すからです」。最初私はこれを問題視しませんでした。その後、息子に大法の真相を伝える時、彼の認識が抵いことに、私は非常に意外に感じました。心を静めて考えてみると、息子は他所で仕事をしていましたが、彼に神韻のDVDを見てもらい、三退をさせ、真相資料も読んでもらいましたので、彼は真相を知っていると思っていました。実は私が彼を常に自分の子供だと思い、無理強いに押しつけていたことで、真相を全体的に伝えておらず、彼の心のしこりは解かれていませんでした。新年の時、息子は家に戻ってこなかったのです。私は方法を変えて彼に手紙を書きました。また本部の幹部に書いた真相の手紙も一緒に送りました。新年の挨拶という方法で、常人に対する善の心を持ち出し、彼に真相を伝えました。これにより彼に非常に大きな変化をもたらしました。夏に戻ってきた時、私の話を聞きたがりました。

 師父はこう説かれました。「神から見れば、修煉者がこの世において、正しいかそれとも間違っているのかはまったく重要ではなく、人心の執着を取り除くことこそ重要であり、修煉の中でどのように人心の執着を取り除くかが重要なのです」[1] 。多くの場合、私達が正しいのかそれとも間違っているのかを重んじ、常に自分が正しいと強調しますが、実は修めていません。この道理が分かると、穏やかで慈悲な心になり、多くのことをよく行なえるようになりました。

 三、 真相を伝える中で自分を修める

 私はずっとタクシーの運転手に真相を伝えてきました。そんな時、最初はなんの話をし、どうやってポイントを掴むか、いかに時間を大切にするかなど非常に完璧な手順をまとめました。しかし異なる運転手の場合には、状況は非常に異なります。時には非常にはっきりと伝えたのに、分かってくれません。時には争いますが、結果はかんばしくありません。急げば急ぐほど結果は悪くなります。心を静めて自分を探すと、普段察知できない多くの執着心が見えてきました。真相を伝える中で、分別の心や顕示心、闘争心、メンツの心、人を見下す心、恨む心があり、慈悲心が足りない、運転手の背後の邪悪要素を取り除かず、彼らの心のしこりを解かなかったのです。ですから真相を伝える中で自分を修め、善の心をもって、真相を伝える方向とポイントを調整し、固定のプロセスに拘らないこで、さらに突破することができます。

 一度、1人の運転手に真相を伝えたところ、最初それに対して私の話を聞きたがりませんでした。一つの生命が邪霊に制御されて理知を失ったことを目にすると悲しく、怒りがこみ上げてきましたが、私は複雑な気持ちを抑制し、彼に向けて発正念をして善の念を発しました。突然一つの考えが脳裏に入ってきました。「あなたは『西遊記』を見たことがありますか」と運転手に聞きました。彼は見たことがあると答えました。私は「なぜ妖怪が人を惑わせることができるか、ご存知ですか」と質問しました。彼は私を見つめながら何も言いませんでした。妖怪はすべて面相が凶悪であるわけではなく、美女として現れたり、さらに千変万化します。彼はしばらく言葉がでなかったのですが、表情が少しずつ変化し、それから順調に真相を聞き終え、青年団と少年隊から脱退しました。

 慈悲の心が芽生え、純粋な一念が生じると智慧がどんどん湧き出てきます。話す言葉はエネルギーを帯び、予想外の効果をもたらします。その後、私は事前に縁のある人を按排されるように師父にお願いしました。車に乗ったらすぐに発正念をし、運転手の背後の低霊な要素を取り除き、その人の心のしこりを解かすことに気をつけると、三退の成功率が高くなり、人を感動させる多くのストリーが発生しました。

 昨年の冬ですが、暖房が聞かない車に乗りました。非常に寒く、運転手は運転しながらいろいろいじり、修理に行くと言いました。中国共産党の話をすると彼は歯ぎしりするほど、共産党を恨んでいました。なぜなら住宅を買おうとしましたが、騙されてしまったそうです。開発会社が逃げてしまいましたが、告発する所もなく、ただ心で恨んでいるだけでした。しかし三退の話をすると、まったく気にしない様子でした。報われるということを信じますかと聞いたら、彼は半信半疑でした。私は善悪には報いがあり、中国共産党のための誓いをすると害があり、また大法の実態を彼に話しました。彼は少年隊から脱退することに同意しました。しばらくすると、突然車の中に熱い風が吹き出しました。「ほら、体験できたでしょう」と話すと彼ははっとして、非常に驚きました。彼に大法を信じ、大法を支持すれば福をもたらすと伝えたら、彼は喜んで真相資料をくださいと言いました。

 四、 主意識を強め、旧勢力の按配を否定する

 私はすでに8、9年間夫婦生活がなかったため、色欲の心が少なくなっていると思っていました。しかし夢の中で色の関を乗り越えることが中々できませんでした。突然、色欲の念が浮かんでくることもありました。一度バスの中で、前の列に座っていた女性が私を見ていましたが、私も彼女を気にしていました。これは色欲の心ではないでしょうか。私は目を閉じ、正念でこの念を消滅しようとしましたが、この念が自分の念であるかどうかがはっきりせず、しかし、この念は自分のもののようにも感じ、頑固に私についていました。私は師父の経文を暗唱しました。「色欲に執着するならば、悪い人にほかならず、口で経文を念じていても、品のない目で互いを見ていて、道から遠くかけ離れているのですが、これは邪悪な常人です」[2]  。繰り返して暗唱すると、この念が少しずつ遠ざかっていき、何も発生していなかったようでした。

 このことを通じても分かるように、色欲の心が非常に頑固で、自分の微視の空間と物質の中に存在していると感じ取り、旧勢力の邪悪な按排であると悟りました。私は幼い頃から情が深く、内向的で、異性を神秘的に思っていました。社会人になってからは、世相が悪化された環境に汚染され、変異された情を認めたために、非常に強い思想業を形成しました。法を得た初期の頃、これらの汚いものを徹底的に排除することができず、ひいては誘惑されて旧勢力に隙に乗じられ、よくない物質を多く増やしました。さらに内に向けて探したところ、自分がなんと変異されたそれらの観念を認めていることに気づきました。ですから、それが時々戻ってきて、ダラダラしていました。

 この問題を認識してから、私は一つ一つの考えの中で、旧勢力の按排を徹底的に否定することを決心しました。これらの良くない考えは自分ではないとはっきりとわきまえ、それを排除し、消滅しました。そして、そういう考えが浮かんできたら、すぐに正念で取り除きました。夜目が覚めると「法輪大法はすばらしい、真・善・念はすばらしい」と繰り返して念じ、それに少しの隙も与えず、主意識を強めました。同時にネットからの情報による邪魔を根絶して、表面空間を浄化し、汚い色欲の心を徹底的に取り除きました。

 師父はこう説かれました。「しかしほとんどの人は強い主観思想(主意識)を持って、それを排除し、それに対抗することができます。そうであれば、その人は済度できる人です。善悪の分別がつき、つまり悟性の良い人ですので、わたしの法身が手助けをして、そのような思想業の大部分を消去してあげるのです。このようなケースは比較的多く見られますが、しかしひとたび思想業が現われてきた時に、それに打ち勝つことができるかどうかは、本人次第です。動揺しない人なら、業を消すことができます」[3]  

 師父は最もすばらしい法を私達に伝授してくださいました。大法弟子としてただ大法に同化し、着実に修める機縁を大切にし、すべての人心と執着を修め、絶えず高い基準で、さらに高い基準で自分を要求し、師父の法を正すことを手助けする使命を全うし、師父と一緒に家に帰りたいと思います!

 師父、ありがとうございます!!

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『各地での説法十』「マンハッタン説法」
 [2] 李洪志師父の著作:『精進要旨』「修める者の忌」
 [3] 李洪志師父の著作:『轉法輪』

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2019/7/29/389005.html)
 
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