台湾法会|大法の機縁を大事にし 精進して着実に修煉する
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文/台湾の大法弟子

 明慧日本2019年12月15日】

 師父、こんにちは! 

 同修の皆さん、こんにちは!

 私は高雄の学習者・康彩鳳(こうさいほう)と言います。2011年に法を得ました。まず初めに師父の按排に感謝いたします。私の修煉体験を皆さんと交流する機会を与えてくださり、自分の修煉過程を振り返ることができ、法を得た機縁をさらに大事にすることができました。慈悲なる師父に感謝申し上げます。

 一、大法がもたらした奇跡を体験

 (1)虚弱だった身体が奇跡的に回復

 法を得る前に、私は2年間で二度の手術を受けました。術後、虚弱体質になり、回復は遅くてなかなか会社に復帰できませんでした。気晴らしを兼ねて、私は北部にいる二番目の姉を訪ねました。当時、まだ新しい学習者だった姉は、何度も「9日間の法輪大法学習会」に参加していました。偶然にも、私が訪ねた日に、姉はその勉強会の初日に行くので、私を誘いました。ちょうど、台北法会と人文字の活動があって、私はそれらにも参加しました。

 不思議なことに九日間の勉強会を終えたあと、私は体が軽くなってすっきりしました。以前は階段を上ると息切れがしましたが、それが無くなり、あらゆる病状が全て消えました。その後、南部に戻った私は、なんと翌日には出勤することが出来ました。

 私の変化を不思議に思った夫は姉に電話をかけて、「彩鳳でどんな栄養補助食品を与えたの。健康回復がとても早いんだ」と聞きました。姉は「別に、私たちと同じものを食べたわよ。彼女に法輪功を習ってもらっただけよ」と応えました。

 (2)娘の病が治る

 私は素晴らしい体験をしたので、娘も9日間の学習会に連れて行きました。しかし、娘は学習会を終えたあと、学法煉功もしませんでした。

 娘は長い間、ずっと生理の時に腹痛に苦しんでいました。痛み出すと毎回、出勤できないほど顔色が真っ青になってしまいます。ある日、生理でお腹が痛くてベッドに横たわり、泣き出しました。私は師父が『轉法輪』で「患者にこの本を読んで聞かせ、患者がそれを受け入れられれば、病気は治るのです。しかし、業力の大きさの違う人に対して、効果も違ってきます」[1]を思い出しました。それで、『轉法輪』を開いて、娘に「論語」を読み聞かせました。数分も経たないうちに娘はベッドから起き上がり、「お母さん、もう治ったよ。聞いていて気持ちが良かった。もう少し聞かせてもらえない」と娘に頼まれました。私は娘に「回復したいなら、自分で読んで修煉するのよ」と言って聞かせました。その後、娘も修煉の道を歩み始めたのです。そして、これまで買ってきた栄養補助食品を全部捨てました。

 (3)師父が父の禁煙を手伝ってくださった

 2015年、94歳になった父は八十数年間も喫煙し、かなりのヘビースモーカーでした。毎日少なくとも2箱は吸っていました。昼だけではなく、夜にも目が覚めるとタバコを吸っています。そのため、肺が弱くなっており、本来の3分の1しか機能していませんでした。

 その年の6月、私は実家に戻りました。常に携帯している師父の説法の録音テープを父に聞かせると、気に入ってくれたので、高雄に戻り、台湾語版のテープを父に送りました。それ以来、父は時間さえあれば、説法を聞いていました。8月に、私は転んで足を折った父の世話をするために実家に戻りました。パソコンを使って、私は父に広州での説法を見せると、父はこの説法が気に入りました。一晩で二〜三講を見てしまう時もありました。

 ある日、私が夜中に目を覚ますと、父が急に「師父が自分の禁煙を手伝ってくださった。夜中に目が覚めて、タバコを手に取ったら、誰かがそのタバコを叩き落とした。頭を上げてみると、師父がいらっしゃった」と私に言いました。そして、父は台湾語で師父に「どうして、私のタバコを叩き落されたのですか。禁煙を手伝ってくださったのですか?」と聞きますと、師父も台湾語で「そうです、禁煙を手伝ってあげましょうか?」と返されました。父が「はい」と答えると、師父はグレーがかった白い丸いものを取り出され、父に飲み込ませ、そして、飲み込んだものを吐き出すようにと言われました。父は「飲み込んだものを吐き出せるわけがありません」と言いますと、師父は「できます。力を入れて一気に吐いてください。吐き出せるモノを全部、吐き出してください」と言われました。父がそれに従って力強く吐き出すと、それは遠くまで飛んで行きました。そのあと、丸まった黒いものが巻きついて出てきました。父は「吐き出してから体がとても気持ち良くなった。禁煙ができただけでなく、師父は私のタバコを吸う癖までも取り除いてくださった」と嬉しそうに話してくれました。

 翌朝、兄が会社へ出かける時に、父は自分が持っているタバコを全部取り出し、数えたら50本もありました。それぞれ10箱入っていて、合計500箱でした。父は自分は禁煙したからと言って、そのタバコを全部兄にあげると言い、自分の服はタバコの臭いがするから替えて欲しいと言い出したのです。これまで、タバコを吸い過ぎないようにと父親に声をかける度に罵られていたのに、八十数年間吸ってきたタバコを一夜でやめられたとは、全くの不思議な出来事で、奇跡です!

 二、蚊に刺されるのを恐れる心をいかに捨て去るか

 修煉を始めた頃、朝の煉功に出かけるときに蚊に刺される問題を克服しなければなりませんでした。最初は、蚊に刺されないように私は長袖の服を着ていました。次に、手を刺されないように手袋もつけ、足を刺されないように靴下を履き、今度は、顔を刺されないようにマスクと帽子もつけました。しかも、帽子を深く被り、まさに万全の出で立ちでした。

 同修の蚊への防御はさらに多種多様でした。最も印象深かったのが、帽子の縁にメッシュ生地の布を付けて顔全体を覆うやり方で、まるで人形劇に出てくる人物のようでした。

 それを見た私は心で笑い、常人が見たらどう思うかと思いました。あとになって、自分が見たこの光景は決して偶然ではないと自省し、自分も蚊に刺されるのを恐れているのではないかと思いました。

 徐々に法に基づいて、煉功するには苦を舐めなければならず、業を返さなければならないと悟りました。それからは蚊に刺されたくない心を放下し、半袖で煉功に出かけました。蚊に刺されたときに、少し我慢すれば数秒で痛くなくなり、心の中で蚊に対して「借りがあれば返さなければならない! 刺したら離れて行きなさい。借りがなければ私の煉功を邪魔するんじゃない」と思うようになったのです。

 ある晩、観光スポットで発正念をしたあと、私の前に座っている同修が「今日は蚊がとても多いね!」と言いました。確かに彼の周りに蚊がブンブン飛んでいました。しかし、私は全く蚊の存在を感じませんでした。蚊に刺されない最もよい方法とは、自分をよく修めることだと悟りました。

 三、自分を確実に修め、いつでも法を暗唱する

 修煉を始めた時に、あまりにも法の要求からかけ離れているので、周りに自分が法輪功を修めていることを知らせませんでした。修煉についてよく理解していないし、多くの人心を取り除いていないし、大法を破壊することを恐れていました。師父の教えに従い、まずは良い人間になることを行ない、本当の修煉を進めて行こうと思ったので、法を暗記することからスタートしました。最初は「論語」、『洪吟』の「人を做す」、「着実に修める」、『精進要旨』の「真修」などを修煉の基礎として、毎日暗唱し続けました。バイクで会社に行く途中でも、早朝に煉功場へ行く途中でも頭を休ませることなく、時間さえあれば暗唱し、頭に法を充満させました。

 師父は、「人間はまるで一つの容器のようなもので、何かを入れればそれになるのです。人が目や耳を通して見たり聞いたりしているものは、皆、文芸作品の中の暴力、色情、互いに腹を探って排斥し合うことや現実社会での利益の争い、拝金主義とその他の魔性の現れ、等々です。頭に入れられているものはみなこのようなものであれば、その人の表れがどのようになっていようと、本当の悪い人なのです」[2] と言われました。

 自分自身は汚染されないようにテレビを見ず、街中にある看板も見ないようにしました。師父は、「だからこそ、この客観的に存在している環境も、煉功者の高い次元への修煉を深刻に妨げています。裸体画が大通りの真ん中、すぐそこに掲げられており、目を上げればすぐ見えるのです」[1] と言われました。自分は法を得た時期が遅かったし、法を正す時期はもうすぐ終わるし、走らなければ追いつかなくなると感じたので、まずは自分自身を着実に修煉することだと思いました。

 四、観光スポットで真相を伝える活動

 観光スポットで真相を伝えることを始めた頃には、真相をしっかりと理解していなかったので、真相の看板の内容や資料を読み、さらに同修がどのように真相を伝えるのかを学びました。するとあまり難しくないように見えました。

 しかし、いざ口を開こうとしたときに、恐れる心が出てきました。同修に会話の切り口の言葉を教えてもらって、勇気を出して話そうとした際、教えてもらった言葉がサッと消えてしまいました。私は最終的に「法輪大法は素晴らしい、真善忍は素晴らしい! 中国共産党を脱退して平安を保ち、仮名で脱退しませんか?」という簡単な言葉しか言えませんでした。

 このように私は少しずつ学び、少しずつ真相を伝え、徐々にうまくなりました。ある日、私が伝えた真相を聞き、中国共産党を脱退する人が出てきました。しかも実名で脱退しました。師父が私を励ましてくださったのだと感じ、自信を増しました。場合によって、私は仮名を考えるのに1時間かかったりしましたが、状況が良くなり、脱退する者は月に十数人から三十数人になり、さらには七十数人に増えました。そして、3カ月間で300人以上に達しました。

 真相を伝え終えるときに体にエネルギーが充満して熱く感じる中で、「論語」を暗唱しながらバイクで帰宅しました。ある日、勤務時間が終わる夜中の12時頃に、目の前の駐車場にあった車が急に変わって、この物質空間の形ではなくなってしまったのです。師父は「身体全体はばらばらで、小さな分子によって構成され、まるで砂のような小粒の形状で、動いていて」[1] と言われました。また視線を自分の机に戻したときに見えたものも、小粒の形状になっており蠕動していました。さらに他の机を見ても同じ状態でした。私は驚きました。もっとはっきり見ようと思って見たら、もう見えなくなりました。師父が私に別の空間の状態を見せ、励ましてくださったのだと分かりました。

 五、正念をもって香港で人を救う

 今年の旧正月にちょうど11日間の長い休暇があるので、私は香港で真相を伝えることが出来ると思いました。同修から、香港には中国からの旅行客が多くて、人手不足だと聞いていたので、前からそれを願っていました。ただ、このときに誰も一緒に行ける人がいなかったので、私は一人で行くことにしました。

 しかし、チケットを取る前の晩、私は交通事故に遭い、正念が足りず病院に運ばれてレントゲン写真を撮られ、医師から鎖骨骨折で手術が必要だと言われました。私は手術を拒否しました。医師も私を説得できないと諦め、私はギブスをさせられて帰宅しました。

 その後、私宛に香港の窓口からメッセージが届きました。「香港に行くか行かないかは自分が決めるのです。邪悪が決めるものではないのです」。そして、妨害を取り除くために、たくさんの正念を発するようにと言われました。私はそのとき、「そうだ、自分が決めるのだ! 明日チケットを買いに行こう。香港には必ず行ける」と自分に言い聞かせました。

 その日の夜に自宅に戻ってから、肩とその周辺が腫れ上がりました。それでも、私は病院でつけられた全てのものを外しました。煉功者はこんなものはいらないと心の中で思いました。最初は、発正念でさえも手を上げられず、横になることも出来ませんでした。仕方がないので壁にもたれかかり、発正念をしました。徐々に手で形を作って発正念ができるようになり、横たわることも出来るようになりました。五式功法は最初の頃は全部は出来なかったのですが、堅持した甲斐があって、6日目には全部できるようになりました。もちろん多少のズレはありますが、13日目に私は予定通り飛行機に乗り、真相を伝えるために香港に飛びました。このことから、大法弟子の発正念の威力を体験しました。師父は「弟子正念足りれば、師は回天の力有り」[3] と言われました。

 六、いつでもどこでも真相を伝える

 最近、私は仕事である人と知り合い、彼女に「法輪功を知っていますか」と聞くと、マイナス面のことしか知らないと答えました。私は自分が修煉した体験と家族に起きた奇跡を彼女に話し、法輪功の真相を伝えました。彼女は自分の知っていることと真逆だと話しました。それから彼女としばらくの時間を過ごしました。彼女は、「法輪功は真・善・忍を修めることで、健康回復に良い効果をもたらすものですねと、人々が言うような恐ろしいものではないから、自らの道を狭めずに、人々があなた達を理解し誤解しないように真相を伝えてあげてください」と改めて私に言いました。彼女は「あなたは私にとって最初の法輪功の友だちです。あなたに出会えなければ、私は法輪功への見方は全てマイナスなものでした」と言ってくれました。

 その後、私は新唐人が制作した番組「人生を語る」の動画を彼女に見せました。彼女は1日に1本を鑑賞し、夫ともシェアしました。彼も法輪功に対してよくない印象を持っており、最初の頃、私と距離を保つようにと奥さんに警告していました。しばらく経った後のある日、彼女の友人が訪ねて来ました。私はその友人に「法輪功を知っていますか?」と聞いたら、彼女はすぐさま「ああ法輪功ね、法輪功をすると最後には臓器のドナーになるって、友人達は皆そう言うわよ」と言いました。真相を知った彼女とその夫は直ちにその友人に「違います! そうじゃないです」と言い、私に向かって「早く真相を話してあげてください」と催促ました。

 私は法輪功に対して誤解がある台湾人は、まだこんなにも多いことを知りました。それから、私は見知らない人に会う度に、自ら彼らに声をかけて、機会をつかんで真相を伝えることにしました。

 七、終わりに

 法を得てすでに8年が経ちました。師父は自分が修煉した当初、家族の身に起きたたくさんの奇跡を私に見せて下さったことに感謝いたします。これがあったからこそ、私は最初から修煉する心を堅くすることが出来ました。さらに、修煉の道を前進するように、絶えず自分に促すことが出来ました。

 最後に精進要旨二』「真性を見るを同修の皆さんとともに学び精進したいと思います。

 大法を堅く修め心動かず
 次元の向上こそ根本である
 試練を面前にして真性が見え、
 試練に面前し本性を見る
 功成って圓満成就し、佛、道、神となる

 次元に限りがあり、不足なところあれば慈悲なるご指摘をお願いします。

 師父、ありがとうございます!

 同修の皆さん、ありがとうございます。

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『轉法輪
 [2] 李洪志師父の著作:『精進要旨』「法の中に溶け込む」
 [3] 李洪志師父の詩:『洪吟二』「師徒の恩」

 (2019台湾法会の発表文章)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2019/11/29/396245.html)
 
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