北京の時紹平さん 10年の冤罪後、再び連行
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 【明慧日本2019年12月28日】(北京市=明慧記者北京在住で、中国科学院感光化学研究所の修士課程の卒業生の時紹平さんは10年の間ずっと冤罪へ陥れられて残酷な迫害を受けてきて、やっと2011年に解放された。この間、時紹平さんはずっと法輪大法の「真・善・忍」の信仰を堅持し続けた。しかし、2019年11月18日正午に、時さんは北京の賃貸住宅で再び連行され、家財を押収された。その後、現在は行方不明となっている。


時紹平さん

 時紹平さん(48歳男性)は、中国科学院感光化学研究所の修士課程の卒業生である。時さんは善良な人で、真面目に仕事をやり、いつも「真・善・忍」に基づきいい人になるよう努め、同僚にも尊敬されていた。中国共産党による法輪功の迫害が始まってから、時さんは政府と人々に積極的に法輪功迫害の真相を伝えた。

 2001年、時さんは連行され、懲役10年の実刑判決を宣告された。その後、ずっと北京前進刑務所で拘禁され、酷い拷問を受けた。

 北京前進刑務所で時さんは裏切り者らに半年間も囲まれ、転向を求められた。時さんは信仰を堅持し、転向を拒んだ。刑務所側は包夹(監視役の受刑者)として凶暴な囚人を選び出し、昼夜にもかかわらず時さんを監視し、酷く迫害した。刑務所の警官と包夹が1カ月の間、時さんに大便をさせないようにし向けたり、真冬の日に窓を開けたままにして寒風を吹き込ませ、帽子を被らせず、手袋をつけさせないで、綿入りの冬服を着せないまま放置した。薄着のままの時さんは歯を食い縛り、顔色が真っ青になり、全身が震え上がった。警官と包夹らは綿入りの帽子を被り、綿入りの温かい冬服を着て、手袋をつけて、部屋の片隅に隠れて時さんを見張った。

 警官の曹利華、劉光輝らが時さんに多くの残忍な拷問を行なった。時さんに睡眠剥奪の拷問を行ない、連続数日間眠らせず、時さんに四六時中ずっと面壁させて座らせた。時さんはトイレに行く時も監視された。警官はまた受刑者らに時さんを罵らせたり、殴らせたりした。時さんは受刑者の韓連成にひどく殴られて、顔が青く腫れあがった。警官の曹利華、劉光輝らはそれでも時さんが転向しない(信仰を放棄しない)ので、長時間にわたり面壁させて座らせた。毎日ほぼ20時間座らせたままで動くことを禁じた。1日、2日、1年、2年と続く、長期的なこの種の刑罰は、時さんの足の筋肉をひどく萎縮させた。長期な睡眠不足に陥り、心身ともに非常に残酷な迫害を受け続けたため、時さんの健康状態は見る見るうちに悪化していった。

 10年の長きに渡って続く冤罪の中で、時さんは心身ともに疲労困憊し、これらの残酷な拷問のことを誰にも話したがらない。

 しかしまたも、2019年11月18日正午に、時さんは北京の賃貸住宅で再び連行され、家財を押収された。現在は、行方不明となっている。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2019/11/21/396071.html)
 
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