関西の学習者 21年目の迫害反対集会を開催
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 【明慧日本2020年7月25日】関西地方の法輪功学習者は2020年7月20日、中国駐大阪総領事館前で集会を開き、中国共産党(以下、中共)の21年間にわたる法輪功迫害に抗議し、中共の解体と迫害停止を呼びかけた。

 1999年7.20、中共の法輪功に対する迫害が始まって以来、関西の学習者達は毎年この日に領事館の前で、中共の迫害に抗議する集会を開いている。どんなに暑い日でも、学習者達はためらうことなく活動に参加し続けている。そして、彼らの穏やかさと理性をもって、修煉の理念「真・善・忍」を実践する団体の姿を示している。

 領事館の前で学習者は声明文を読み上げ、中共の法輪功に対する執拗な迫害と、大量虐殺、人道に反する犯罪行為を暴露するとともに、領事館の職員に、中共の邪悪な本質と、世界が中共を滅する情勢を認識させ、中共の善良な人々に対する迫害に協力しないように、中共から離れて、自分と家族のために平和な未来を選択するようにと呼びかけた。

 声明文は「善を迫害するものは間違いなく悪である。今年になって、中共は感染症を隠蔽し、感染症を利用して全世界を欺いたのである。そして香港安全法を強行に推進したことで、全世界は中共の真の姿を見抜いて、相次ぎ反共産主義の風潮に加わった。中国のサッカー界の名将・郝海東夫妻は中共と決裂し、香港大学病毒学教授・閻麗夢氏も米国に亡命し、中共が感染症を隠蔽した事実を暴露した。人間の予見は神に勝ることはなく、国際社会においても、特に米国政府が次々と中共を叩きのめしてきたことなど、世界がすでに中共を壊滅させようとしていることがわかる。今一度、領事館の関係者にアドバイスしたいのは、中共がすでに力尽きていることを認識し、中共組織から脱退して悪を捨て善を選択することである」述べている。

 声明文を読み上げた後、学習者の代表は警察に守られて領事館に声明文を提出した。

 中国で冤罪判決を受けた趙華龍さんの救出を呼びかける

 領事館前の集会で、楊健さんは、中国で冤罪判決を受けた母親(学習者)・趙華龍さんの救出を国際社会に呼びかけた。

 楊さんの話によると、母親・趙華龍さんは、河北省承徳市興隆県八卦霊郷の出身。1998年から法輪功を学び始め、心身共に大きな改善が得られた。狭心症と婦人病が治り、以後、薬を服用したことがなく、父親との関係も改善されて喧嘩もしなくなり、離婚も口にしなくなったのである。母親はいつも修煉者の基準で自分を律し、家族の面倒をさらによく見るようになり、父親の農作業も分担するようになった。すべての家事をしっかりと行ない、家族は睦まじくなったという。

 しかし、1999年に法輪功が中共の弾圧を受けるようになってから、趙さんはたびたび、不当に連行されて拘禁され、家宅捜索、強制的に洗脳班に送られ、様々な迫害を受けた。警官が突然家に突入した恐怖感と、母親が強制連行された時の無力感と悲しみと寂しさは、楊さんの心に未だに暗い影を落としている。

 2019年7月6日、承德市興隆県国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の隊長・陸立銀が10人ほどの警察官を趙さん宅に送り込み、不当な家宅捜索を行なった。そして家にあった各種の証書と救急箱を持ち去った。楊さんの父親は精神的なダメージを受け、母親は流浪生活を余儀なくされた。

 2019年11月、趙さんが帰宅した情報を聞きつけた国内安全保衛部門は、趙さんを強制連行し、承德市留置場に拘留した。事後、警察はこのことを家族に通知し、家族は弁護士に弁護を依頼した。留置場側は感染症を理由に弁護士の接見を拒否し、趙さんが置かれている状況が5カ月間把握できなかったという。

 2020年6月16日、承德県裁判所(地裁)は、オンラインビデオ方式で開廷審議を行ない、弁護士は法律に基づき無罪の弁護を行ない、趙さん自身も法律に違反をしていないので、無罪を主張し、国が決めた14の邪教団体には法輪功が含まれていないと指摘したという。しかし王玉傑裁判長と、裁判官・王富は、自らの行為は法律に違反していると知りながら、趙さんに懲役1年6カ月、罰金2万元(約30万円)の判決を言い渡した。

 楊さんが、今日ここに来た主な目的は母親を救出することだという。楊さんは「第一の目的は無実の母親の代弁者となって声を上げることです。なぜなら母は中国で迫害を受けているからです。同時に、中共が法輪功に対して21年間という長期にわたって迫害を続け、未だに続いていることを国際社会に知らせたいからです。中国において多くの法輪功学習者と、その家族が大きな苦痛に遭い、災難の中に置かれています。2日前、私は日本政府の安倍晋三首相と、外務担当議員に書簡を送りました。手紙の中で母親と中国の学習者が21年来、中共の邪悪な迫害を受けている事実を伝え、日本政府に母が自由の身になれるうように人道上の救助を求めました」と語った。

 楊さんの第二の目的は、迫害に参与している共産党・政府・軍部・公安・検察・裁判所の関係者らを含む故郷の人々に、海外の真実の情報を伝えることだという。彼らに法輪功迫害の実態を知ってもらうことを願っている。彼らは最初から中共の虚言に騙されてきた。この迫害は中共が最初から法輪功に強行して行い、あらゆる残酷な手段を用いている。21年来、法輪功学習者は生命の危険に晒されても、世の人々に法輪功迫害の実態を伝えてきた。その目的は中共の残虐性を認識し、一日も早く中共から離れて、自分と家族に素晴らしい未来を選択してほしいからなのである。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/7/22/409394.html)
 
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