新経文『再び棒喝』を読んでから
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2020年8月11日】新しい経文『再び棒喝』を繰り返して読んでから、心が重くなりました。修煉が終盤に差し掛かっている中で、大法弟子は理性的になって、成熟しているはずですが、どうして修煉の初期段階に現れるべき多くの問題が、いま生じているのでしょうか。この件は日本全国の同修にも及び、最近明慧ネットでは中国にも同じ類のことが生じているとの文章がいくつか掲載されています。ここで私は我が地区でも天目が開いた同修を崇拝し、法を乱す現象が現れていたことを思い出しました。旧勢力は、この人たちにこのようなことをやらせてしまいました。しかし、そのままにしておくわけにはいきません。旧勢力は法を乱した分、代価を払うべきだと思うのです

 私が住む地域には天目が開いた田舎の同修(女性。以下、Kと呼ぶ)がいます。毎回Kが都会に来るたびに、彼女を取り囲んであれこれ尋ねる同修が少なくありません。彼女には同修が前世で誰だったのか、誰と誰はどんな因縁関係なのか、同修の修煉状態はどうなのか、どんな執着心があるかなどが見えます。旧勢力は一つの地域でどれくらいの人が法を学ぶかではなく、人が学んでいるかを試すために、このような役を演じる人に少しの「能力」を与えます。このような小手先の技について、学法がしっかり出来ている人にははっきり分かりますが、学法ができていない人や法を学んでいない人には分別するのは難しくなります。

 一度、ある同修がKの家に行きました。kは「すぐ戻って法輪大法真相資料を作っているBに、直ちに止めるように伝えてください。邪悪が彼を強制連行しようとしています。もし連行されれば、9年の刑を言い渡されます」と言いました。当時、それを聞いたBは信じませんでした。結局、数日後Bは連行され、まさに9年の刑を言い渡されました。このことは同修の間で大きな反響を引き起こしました。

 そしてある人は「Kの話を聞けば無事だ、聞かないと事件が起こる。中国で迫害がこれほどひどい中、Kにはほかの空間が見えるので、彼女の話に従うと安全である」という結論を出しました。スーパーを経営していたある同修はたまたま法輪功迫害の真相資料を作っていました。Kがその同修に「あなたは危ないです。すぐに止めてください。さもなければ連行され、同じく9年の刑を言い渡されますよ」と言いました。それを聞いた同修は怖くなり、すぐプリンターを別の同修に渡し、その後真相資料を作らなくなりました。Kと付き合っている人たちは、面と向かって迫害の真相を伝えることや三退を勧めることはほとんど行なっていません。互いに学び、互いに修めるのではなく、一緒になると主に自分に関する話題ばかりでした。

 Kの現れは、同修たちの心が招いたものです。もちろん、それには旧勢力の按排もありますが、もし同修にその心がなければ、大事に至らずにすんだのです。

 Kが現地で有名になってから、天津、大連、凌源からも名声を慕って会いに来る同修がいました。現地の多くの同修がKを二番目の師父とみなし、彼女の写真を師父の写真と一緒に置いて香を焚きました。もちろんこのことはKが要求したことではありません。しかし、このように行なった同修は考えたことがあるのでしょうか? これによってKの罪はどれくらい大きくなったのでしょうか? 

 Kは同修たちに崇拝されて、非常に忙しくなりました。商売をやろうと思っていたある同修がKに聞きました。Kは「間違いありません、始めてください」と言いました。それを聞いた同修は考えてもみませんでした。修煉者のすべては師父が按排してくださいます。あなたがその「間違いありません」を信じ切った時、完全に失敗する結果が出ているのです。旧勢力がなぜこのような選択で、あなたに大金を稼ぐようにさせるのでしょうか。数年後、商売をしたほとんどの同修たちは損をしました。

 するとKはまた「あなたたちの財宝は、他の空間に山ほどあります。ただ旧勢力によって阻まれています」と言いました。それは、自分が見たことは間違いではなく、ただ旧勢力が妨害したという意味です。そこで同修たちは「旧勢力の迫害を否定し、大法弟子たちの財源が増えるように」と真剣に発正念をし始めました。

 病業が現れた時も電話でKに聞く同修がいます。Kの話を聞くと安心します。修煉は絶えず神に近づくことですが、心が常人の中にある限り、永遠に常人です。

 Kの家は都市から480キロ以上も離れているにも関わらず、彼女の家を訪れる人は後を経ちません。ある人は贈答品を持って、Kの家で一緒に新年を過ごします。ある子供弟子はKの家の井戸から水を汲んで瓶の中に入れては、「誰でもこの水を一口飲めば三界を出ることができる」とまで言って、それを宝物と見なします。完全に大人の影響されています。

 今になってもKと共に行動をし、自分が危ない境地に陥っていることを知らない人が僅かにいます。これらの人は、旧勢力が迫害する方法や修煉者の漏れとは何でしょうか? どうすれば旧勢力の迫害を否定することができるのでしょうか? 最も基本的な問題もはっきり分かっていないのに、どうやってトラブルに巻き込まれないでいられるのでしょうか? どのようにして法を実証し、自分の道を切り開くのでしょうか? 

 天国に戻る時間は近づいています。慈悲なる師父は焦っておられます。ほんの少しでも、悟ることが出来れば希望があり、チャンスがあります。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/7/20/409233.html)
 
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