北京市の法輪功学習者十数人 不当連行
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 【明慧日本2020年8月11日】(中国=明慧記者)北京市の法輪功学習者・許娜さん、李宗澤さん、李立新さん、孟慶霞さん、鄧静さん、鄭玉傑さん、張任飛さん、李佳軒さん、王宇さん、鄭艶美さん、小強さんなど十数人が、2020年7月19日と7月21日に各地で連行された。情報筋によると、今回の連行は北京市の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)が画策したもので、連行された学習者の多くは90年代生まれの若者だった。

 2020年7月19日午前、鄧静さん、鄭玉傑さん、張任飛さん、李佳軒さん、鄭艶美さんの5人が、北京市海淀区自由小区で警官により不当に連行され、北京東城区北新橋派出所に送られた。現在、5人は全員北京東城区留置場に拘束されている。

 同日、北京市昌平区の学習者・孟慶霞さん(48)は、氏名不詳の2人の学習者と共に警官らにより連行され、家宅捜索を受け、パソコン1台を押収された。孟さんの家族が依頼した弁護士が北京東城区留置場と連絡を取り、7月31日の午後1時30分に孟さんとの面会の約束を取り付けた。しかし、31日の午後1時頃、弁護士は留置所から「孟慶霞が熱を出したため、面会できない」との電話を受けたという。

 孟さんは中央工芸美術学院の服装学部を卒業し、画家で教師である。孟さんの仕事ぶりは真面目で責任感が強く、そして嫁としても近所で評判の良い人であった。1999年7.20から始まった中国共産党による法輪功への迫害で、孟さんは何度も連行され、洗脳施設や留置場に拘禁され、懲役5年の実刑判決も言い渡された。そして刑期満了後も長い間にわたって嫌がらせを受け、脅迫され、監視されていた。

 同日の7月19日の午前、北京市順義区の画家の許娜さんは自宅で絵を描いていた際、北京順義区の空港派出所および国内安全保衛部門の警官らにより連行された。翌日、警官らは再び許さんの自宅に行き、パソコン、携帯電話、ビデオカメラを含む多くの私物を押収した。現在、許さんは北京東城区留置場に拘束されており、そこでは一度断食して迫害に抗議したことがある。許さんの弁護士は、すでに許さんと面会したという。

 また、7月19日の朝、北京市内に勤務している李宗澤さん、李立新さんと他の2人が、北京市門頭溝区永定派出所および国内安全保衛部門の警官らにより連行され、北京市東城区和平里派出所に送られた。現在、4人は北京東城区留置場に拘束されている。

 7月21日、北京市東城区公安局の約6人の警官が、東城区内に住む学習者の王宇さんの自宅に押し入って家宅捜索を行ない、パソコン、法輪功の書籍、携帯電話、身分証、USBメモリなど多くの物品を押収し、王さんを不当に強制連行した。現在、王さんは北京東城区留置場に拘束されている。

(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2020/8/8/410176.html)
 
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