武漢市玉笋山洗脳班 薬物で法輪功学習者を迫害
■ 印刷版
 

 【明慧日本2020年8月15日】私は2019年の後半に、武漢市で法輪功迫害の実態を伝えていた時、中国共産党の官員らに連行され、玉笋山洗脳班で1カ月間迫害された。私が受けた邪悪な迫害の実態を暴露するために、以下に文書にまとめた。

 洗脳班の場所は辺鄙な場所にあり、市中心部から遠く離れた玉笋山にある。洗脳班の入り口に掛けられた標語は「×××之家」(全文は覚えていない)、入り口の外には陰気で恐怖を感じる墓地がある。洗脳班は建物の三階にある。二階には法輪功学習者(以下、学習者)を収容する部屋が8部屋あり、各部屋には学習者1人と、付き添いの監視(学習者が勤務する職場、または地域のコミュニティーから派遣され、(毎月の給料として3000元(約4万6000円)前後が支給される)2人が一緒に寝泊まりしている。部屋には2台の監視カメラと3床のベッドが設置され、学習者は真ん中のベッドに寝かされる。護衛の任務は、学習者に煉功をさせない、部屋から出さない、水汲みに行かせない、トイレに行かせない、ご飯を取りに行かせない、廊下に置かれた洗面具を取りに行かせないなどを監視することである。学習者は強制的に「転向」させられるまでは部屋から出さないようになっていて、廊下には監視カメラが2台取り付けられている。

 学習者は毎朝9時ごろから、強制洗脳を受けさせられ(虚言のビデオを見せられたり、転向担当者に転向するように説得されたり)転向担当者がまとめた説得内容に強制的に署名をさせられ、午後は、感想文を書かせられるのである。

 洗脳班は、転向を拒否した学習者に対して、薬物迫害を行なっている。洗脳班の転向担当者は、学校の先生もいれば、医療関係者もいて、公検法部門を退職した職員もいれば、その職員の子供もいて、失業者もいる。

 私が3、4日経っても「転向」に応じなかったため、私に対して精神抑制剤(ソラジン(中枢神経を破壊する薬)を食事に混ぜて薬物迫害を始めたのである。その後、こめかみが腫れて卵大の膨らみができ、耐え難い頭痛、両目の視界がぼやけ、記憶力も低下し、思考も停止した。一次的な意識の欠如、反応が鈍く、言葉も乱れ、雷鳴のようないびきをかいていた。 洗脳班から出て6カ月以上たっても、記憶力は低下したままで、長時間の睡眠がとれず、直ぐに目が覚めてしまう。

 薬物迫害を受けた学習者は、落ち着きがない、脳の苦痛、心臓の苦痛、血圧の上昇、脈拍の増加、記憶喪失、興奮、不随意に歌う、踊る、引っ張る、人を見ると延々と話す、無意味な話をする、人々を緊張させる等の症状が現れた。おそらく中枢神経系興奮剤が使用されたと思う。

 洗脳班で迫害を受けた学習者のほとんどが薬物迫害を受けた。学習者の中には、神経を抑制する薬と神経を刺激する薬を交互に2~3日に1回程度使用された。使用された後の2~3時間は、苦痛が最高潮に達する。学習者の不当拘禁期間は平均1カ月以上。 学習者が解放される前には「暴露会議」を開き、江漢区の610弁公室の頭目・屈申の審査を受けて、合格した者のみが解放される。

 2019年11月中旬、各地の法輪功迫害の主要責任者100人以上に、玉笋山洗脳班を見学させ、学習者を「転向」させるために経験させ、学ばせた。

 私は帰宅した日に、右の腎臓の激痛で腰をますっぐに伸ばすことができなかった。また夕方7、8時ごろ左の腎臓も痛くなった。翌日、煉功したあと痛みが治ったのである。

 洗脳班に居た時、私は薬物を使用されていたことを知らなかった。明慧ネットの報道をみてから薬物が食事に混ぜられていたことが分かった。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/8/10/410237.html)
 
関連文章