衆生が真相を分かった瞬間
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 【明慧日本2020年9月15日】二年前のある夜、私は真相を伝える電話をかけるため外に出ました。ある番号を掛けたら男性が出ました。彼に三退を勧めたら、彼は「何も入ったことがない、それに共産党(以下、中共)はそんなに悪くない」と言いました。私は彼に1989年の六四天安門事件を紹介し、共産党は戦車で大学生を殺し、天安門広場は血の海となったことを言いました。彼は私を嘲笑した口調で「89年、あなたは何歳ですか? 直接その現場にいなかったのだから、どうしてその話を信じられますか?」と言いました。「私は68年生まれで、89年は丁度、高校生でした」と答えると彼は驚き、私がもっと若い人だと思っていたのです。そして彼も68年生まれだと言いました。

 同じ年齢が私たちの距離を縮めたようでした。私は彼に「私は直接現場にいませんでしたが、地元の大学生がそこで死んでしまいました。共産党は長年にわたって、その大学生の家族を黙らせていました。大学生のお母さんはこの大きな衝撃に耐えられず、精神に異常をきたしました。そして、私の親戚は天安門広場の近くに住んでおり、虐殺のほぼ全てを目撃しました。中共はずっと真実を隠していたのですが、紙で火を包むことはできませんでした」と言いました。彼は無言でした。

 私は、中共が法輪功学習者から強制的に臓器を収奪していることを暴露した時、彼は全然信じず、「それは絶対にありえない」と2回繰り返しました。私は彼に「声の響きからして、あなたは優しい方ですね。この臓器収奪を信じていないのは当たり前で、良心と善意のある人は誰もそんな残酷なことが起きたとは信じられないのです。この行為はもう既に人としての道徳の限界を越えました。このことは存在するだけではなく、しかし大規模に起きているのです。軍隊、刑務所、武装警察、病院など多くの人が連携して共同犯罪を犯しています。私たち多くの大法弟子は真・善・忍を基準にして、良い人になるように修煉をしています。しかし、不当に逮捕されて臓器を収奪され、私たちはどんな気持ちでこのことを暴露しているか分かりますか? 大法弟子が不法に拘束される時、まずは番号を付けられ、血液型を検査され、内臓をチックされます。なぜそうなのかを考えてみてください。彼は「ああ」と夢から覚めたかのように呟きました。

 そして、私は彼に貴州省「蔵字石」(※)を紹介したのですが、彼は信じず、無学な私をあざ笑いました。彼は「あなたは直接現場に行ってないなら、これを信じていいのですか? 科学を信じるべきです」と言いました。「私は大学の学位を持ち、職業は教師であり、簡単に物事を信じません。私は小さいころから無神論の環境で育てられ、このようなことをすぐに信じることはとても難しいのです。しかし、この「蔵字石」は本当に存在しています。私は、この目で見ました。当時2002年この石が発見された時、「新華社通信」、「人民日報」、中央テレビなど多くのメディアがこれを報じていました。石の上に「中国共産党」の文字が自然に形成されたことを述べたが、最後の「亡」という文字が消されていました。ネット上で調べてみてください、直接行って確認することもできます」

 しばらくして、彼に「今は家におられますか」と聞いてみると、彼は「そうです」と答えました。「私は今、外で冷たい風の中で、あなたに電話をかけています。私は一定のリスクがあります。自分の身の安全のため、家にいられないのです。携帯電話は監視され、位置を特定される可能性があるからです」と言いました。「すべての中国人がこのような電話を受ける機会があるとはかぎりません。私はあなたの電話番号も知りません。これはランダムで呼び出しをしたもので、こんな迫害の実態を知らせる電話を聞けるなんてあなたは幸運な方なのです。しかも一銭もかからないのですから」

 おそらく、私の誠意と善意が彼の心を動かしたのでしょう。彼はとても感動し、口調も非常に優しくなり、彼は武漢出身であると言ってくれました。私は北部の地方の出身であり、法輪大法は佛家の高いレベルの修煉法で、すでに全世界に広まっていることを伝えました。彼は非常に賛同し、私が三退を勧めたら、彼は団員であると言いいました。偽名を付けてあげると、彼は快く承諾し、心から「ありがとうございました」と2回も言ってくれました。私も本当に嬉しく思いました。

 彼に「さようなら」と言った時、彼は「早く家に帰ってください、外は寒いですよ」と言いました。私は驚きました。まさかそんなことを言われるとは思いもよりませんでした。瞬時に、身体中を熱流が駆け巡り、寒さや孤独、疲れなどが一気に吹っ飛びました。

 内心の感動や幸せを言葉では言い表せません。これは衆生が真相を分かった瞬間であり、大法弟子への最高の報酬なのです。同時に、これは師父が彼の口を借りて私を励まして下さり、それが私へのご褒美なのだと深く感じていました。師父、ありがとうございます。

 (※)2002年、中国の貴州省平塘県(へいとうけん)掌布郷にて「中国共産党亡」の6文字が刻まれた巨石が発見された。専門家の鑑定によって、巨石の断面に出来た文字は自然に形成されたもので、2億7千万年前に完成されたものだという事が分かった。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/8/30/410159.html)
 
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