自分のよくない症状と常人の病気を結びつけてはいけない
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文/中国の大法弟子  

 【明慧日本2020年9月15日】

 病業の偽りの現象についての体験 

 数年前にある同修は生理不順の現象があり、最初は出血が多くてだんだんと酷くなりました。母親はこの症状で子宮を摘出し、義姉もこの症状で子宮を摘出したそうです。そこで、この同修も子宮の摘出を考えたことがありましたが、この考えは間違っていると思いました。しかし、この同修は何が間違っているのかを深く考えていませんでした。 家族が病院に連れて行ったところ、ヘモグロビンの値が3g/dl(グラム・パー・デシリットル)しかなく、命の危険があると言われました。彼女の家族はこのことを理解しておらず、大法にも悪い影響を及ぼしました。

 またある年配の同修は何も食べられない症状が現れました。同修の話によると、家族の中にも数人か食道ガンになった人がいましたが、同修は我慢して病院に行かず、それ以上は我慢できなくなり、家族が何度か病院に連れて行ったそうです。同修は大法に対して堅く信じていて、正念を発していましたが、結局は手術を受けて何度か入院したあと、逝ってしまいました。

 長い間、私もたまに息切れするような感じを繰り返している中で、本当に嫌な思いをしていました。最初のうちは師父が私の体を浄化してくださったと思って、気にすることもなく、よく考えていませんでした。しかしある時、常人から聞いた話ですが、誰かが息が切れそうなので病院に行ったら、心臓の周りの血管が塞がっているので、心臓の手術をする必要があると診断されました。私も呼吸が苦しくなった時、もしかしたら、私の心臓の周りの血管も塞がっているのではないかと思いました。この念のどこかが間違っているとは全然思わず、否定することもしませんでした。

 そこで私が病院に行くと、常人にからかわれて、常人は「あなたの心臓はこんなに塞がっているのに、私達だったらもうとっくにダメになっていたでしょう。さすが法輪功ですね」と言うでしょう。だから、私は我慢するしかないと思いました。しかし、私は自分の体の状態がだんだんと悪くなったと感じた時、自分は一体どこが誤っていたのかを、まだ見つけていませんでした。当然、今まで私はこのような状態に対して、正念を発したこともありませんでした。

 今、息切れの症状と向き合っている私は正念を発することにし、体に詰まっているものを取り除こうと思っているのですが、なかなか改善の兆しが見えません。不安になった私は周りの同修が亡くなったことを知り、さらに緊張しました。死ぬのは怖くないけれど、ただ理由が見つからないなら、向上することができず、衆生を救うことにも影響してきます。私は何も言わないけれど、心の中で何とも言いようのない気持ちになりました。それなら、私はどうすればいいのかと考えました。普段通りに暮らしていますが、何の影響もなかったのです。2日前、私はふと気がついたのですが、師父は「初めから百脈を同時に開かせ」[1] と説かれました。なるほど、師父は百脈を同時に開かせることを教えてくださっているのに、私はどうして塞がるという念があるのでしょうか? この念は正しいのでしょうか? これは常人の考えではないでしょうか? 自分は常人のレベルまで下がったのではないでしょうか? 自分の症状は常人の病気と同じだと思うこと自体が、求めることになるでのではないでしょうか? そうであればと思い、私が「塞がる」という念を取り除くと、息切れの現象が消えてなくなりました。私は本当に言葉だけでは、師父のご恩に報いることができないと思いました。

 この個人的な経験から、常人と似たような症状が出てきたとき、自分もその症状だと思ってはいけません。自分に結びつけてはいけないのです。 口では病気だと認めていないと言っても、頭の中でよく常人の病気と結びつけて取り除かないために、症状が何度も何度も現れてきます。そして、どんどん常人の病気と似たような体になってしまいます。 前述の2人の同修と同じように、自分の心の中ではすでに家族と同じ症状が出ており、そのこと自体が病気の存在を認めていることになります。いくら大法を堅く信じていても、いくら正念を発していても、常人の念が存在しているため、その妨害をなかなか取り除くことができないのです。師父は何かが起きた時には、まず自分を探すようにとおっしゃっていましたが、この不正な念があった時、それを見つけたら直ちにそれを解体し、捨てるようにします。私は大法弟子であり、常人の症状に結びつけていいのですか? 私は常人の症状を受け入れません。このようにして初めて、師父は私達の面倒をみることができます。師父は大法弟子の面倒しかみられておらず、常人の面倒はみられません。

 個人的な悟りですので、同修の慈悲なる指摘をお願いします。

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『轉法輪

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/9/1/411163.html)
 
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