正念が出ると、状況も変わる
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文/湖北省の大法弟子  

 【明慧日本2020年9月19日】師父は「大法弟子にとって外部からの圧力は試練であり、精進の機会になりますが、大法弟子内部のトラブル、圧力も同様に試練であり、精進の機会になります」[1] と説かれました。

 最近、中国共産党(以下、中共)は党の権力を維持し、党の政治生命を継続するために、いわゆる「ゼロ行動」作戦を実施しており、中共が破滅する前の最後のあがきが現れています。実は中共を滅ぼす結末はとっくに決まっており、中共の最後のあがきはその終焉をさらに加速する過程に過ぎないのです。この間、610弁公室の人員、警察官、コミュニティーの関係者により、大法修煉者への嫌がらせや連行するケースが、全国各地で広がっていました。しかし、大多数の大法修煉者たちは正しい念と正しい行いをすることが出来ました。このことが大法弟子を鍛え、さらに成熟させており、大法弟子こそが真の主役なのです。

 8月の半ばのある日、地元のある学法グループでは、20人ほどの大法弟子が集まって法を学ぶ準備をしていました。その時突然、3人の警察官が部屋に乱入して来ました。その場にいた同修達は非常に落ち着いており、パニック状態になりませんでした。そして、同修Aさんがすぐに警察官の前に歩み寄って行き、警察官に「ここにいらっしゃる皆さんは、我が家のお客さんです。あなた方は誰も触れてはいけません」と威厳を持って話しました。

 その話の仕方やその沈着冷静な態度が警察官らを返って落ち着かせました。警察官らはパニックに陥った容疑者を見慣れており、これほど沈着冷静な態度の容疑者は見たことがなかったのです。

 警察官はドアの上の対聯(ついれん:対句を記したもの)を指さしながら聞きました。「皆さんは法輪功を学んでいるのですか?」。 Aさんは「そうです。私達は法輪功の修煉者です。この対聯の内容は素晴らしいでしょう。御覧ください。人に善を教えて徳を積み、良い人になるようにと教えています。警察官としての仕事は、悪を抑えて善を広めることでもあり、法輪功修煉者はまさに善を行い、徳を積む人たちなのです。あなた方も良いことをすれば、きっと幸福と平安が訪れます」 と穏やかに話しました。

 警察官も落ち着いた態度で、 「あなた達を逮捕したら、我々も心中平然としておれない 」と言いました。また、最後に1人の警察官が「こんなに多くの人を集めてはいけません。自宅で1人で法輪功を学ぶのなら、我々は構わないが」と形式的に言いました。

 もちろんこの予期せぬ出来事に、恐怖を覚えた同修は非常に少なかったのですが、この時、警察官はまるで同修の執着心を見通すかのように、最前列に座っている同修を無視して、後列に行って1人の同修の本を奪い取りました。実は、大法弟子の正念で鎮められていた警察官はそんなに悪ではなく、おそらく彼らは無駄に仕事をしたくないという心理状態で、通り一遍の形式的なものにするだけでした。

 当然、事が起こるには必ず原因があると思いますが、その後、私達同修は内に向かって探すことにしました。本を取り上げられた同修は、自分に恐れる心が生じて、この災難を受けたくないと思いました。しかし、大法弟子みんなの一念が違うと扱いも違いました。偶然には必然性があり、正しい考えと正しい行動によって、中共からの迫害を完全に解体することが出来ました。これが私達の学法グループが交流して出した結論でした。

 これは私達が一つの角度から悟ったものに過ぎないので、適当でなければ、慈悲なる指摘をお願いします。

 注:
 [1] 李洪志師父の経文:『ヨロッパ法会への祝辞』

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/9/16/411223.html)
 
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