【慶祝513】 拝金主義の女の子から大法弟子へ
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文/カナダの大法弟子

 【明慧日本2020年9月28日】90年代に生まれた大多数の人はわがままに育てられました。私たちは一人っ子で、親に甘やかされ、生活条件も悪くなかったため、恩を知らない人が多くいます。他の人は別として、法を得る前の私は少なくとも、このように心が狭く、当て擦りが好きで、親は自分のために何もしてくれなかったと感じていました。

 私が生まれてすぐ両親は離婚し、私は母のもとで育ちました。母は強い女性で、生後数カ月の私を祖父母に預けて、南方に働きに出かけました。その後、母は事業を成功させ、非常に忙しくなりました。ベビーシッターを雇って私の世話をさせるようになり、私はいろんなベビーシッターに育てられ、母の姿を見ることはできませんでした。母は私に罪悪感を感じていました。生活面や勉強面、人間としての振る舞いをも含めて、私に教えたことがなかったからです。母はただ物質的利益の面で私を満足させていただけで、私にお金を渡すことが私を愛することでした。

 少しずつ、私はこの世の中のすべて、特に感情は頼りにならないものだと感じました。お金だけが一番大切で、確実で、お金だけが私に安心感を与えてくれ、私は拝金主義の女の子になりました。

 私と夫はお見合いで出会いました。彼との結婚を選んだ理由は、彼の家が現地で一番裕福だという紹介者の話を信じたからです。それに彼の家族が経営していた企業を見学したところ、非常に立派で、彼の家族が運転していたのはすべて豪華な車で、付き合っている友人も皆お金持ちか、地位の高い人でしたし、また彼はとても親切で誠実に見えたのです。私たちは出会って3カ月の時、親に知らせず密かに結婚の手続きを済ませました。2カ月経たないうちに私は妊娠しました。

 お金持ちの家に嫁いで、よい暮らしができると思っていましたが、すべてが嘘でした。夫と付き合ってから知りましたが、彼の家は2億元近い債務をかかえていました。すべてはローンで購入したもので、毎月十数枚のクレジットカードでやりくりして、返済していました。さらに結婚後のすべての生活費は全て私の実家が出していました。徐々に、私は夫が気に入らなくなり、毎日喧嘩が始まりました。さらに私は夫に手を挙げて彼を殴ったこともあり、彼を見下していました。

 このような日々が2年間続いた後、私はもう耐えられなくなりました。自分のことがあまりにも悔しくてやりきれないと思い、夫と離婚しようと思いました。必ず夫より優秀な人を見つけることができると思っていました。自分は家庭条件も良く、20代の時、母が一軒数千万元もする住宅を数件とマセラティスポーツカーを1台買ってくれました。顔も人に好かれるタイプで、求婚者も多かったのですが、どうしてこんな人と結婚したのか、考えれば考えるほど、運命の不公平を感じ、満たされない欲望の中で毎日を過ごすのが、とても辛くなりました。

 2017年末になるまで、私は生活の中で、自分の所有しているもの、手に入らないものすべてに不満を覚え、怒りのあまり家出をし、台湾の友人に連絡を取り、台湾に遊びに行きました。そちらに着くと、友人は私を連れて、紫微斗数(しびとすう・占いの一種)のできる人のところに行きました。その人は、私の性格が変わらなければ、間違いなく結婚生活はうまくいかず、ほかの結婚相手を見つけても、必ず今と変わらない、なぜなら私の運命だから、また私の運命はすでに非常によく、ただ私が満足することを知らないから、自分の不幸を無限に拡大しているといい、2018年は私には不利な年なので、早く妊娠し、妊娠の辛さで、その不利を洗い流すようにと言ってくれました。

 その人の言葉を聞いて、一理あると感じたので、夫との関係を修復して、厄年を避けるために海外に行き、子供を産むことにしました。しかし、海外に行っても、私たちは相変わらず毎日喧嘩し、私は彼が私に何もかも借りがあると感じ、現状を変える方法はなく、毎日苦しみに耐えるだけでした。

 しかし、幸運はやはり私のところにやってきました。2019年、私は神韻公演を鑑賞し、法輪大法の修煉を始めました。以前、高校時代に同級生から大法を伝えられ、『轉法輪』を学んだことがありますが、せいぜい「法輪大法は素晴らしい」ということくらいを知っている程度でした。2019年の神韻公演を鑑賞してから、なぜか必ず法輪大法を修煉したいという強い一念が生じ、毎日法を学び、心を修める日々を過ごし始めました。

 大法は私を大きく変えてくれました。私はただ毎日学法するだけでしたが、行動や習慣、考え方が完全に変わりました。以前の私は、毎日何もすることがなく、ただ夫を見つめているだけでした。夫のあれこれが嫌になっていました。しかし、修煉してから、私は内に向けて探すことを学びました。自分が全く良い妻でないことに気づきました。家事をしたことがなく、子供の世話もせず、ただ人と比較し合うだけでした。外では至る所で夫の悪口を言い、自分がいかに能力があるかを顕示していました。毎日夫を怒鳴り、夫を叩いたりしていましたが、修煉してから、声を1オクターブ下げ、さらに小声に変え、すべては気付かないうちに自然に出来ていました。

 夫は私の変化を目の当たりにしたため、当然のことながら私が大法を修煉することを支持してくれました。私が法を学ぶ時、心に入らなくなると、夫は私と一緒に法を読んでくれました。いつも私の言動が彼の想像している修煉者の状態と一致しなくなっているのを見ると、急いで法を多く学び、多く内に向けて探すように促してくれました。私が自己満足している時、夫は「常人と比べているのか、それとも修煉者と比べているのか」と冷たい態度でしたが、徐々に夫も変わり、苦に耐えられるようになり、優しい性格になりました。今になって私たちは喧嘩をすることがほとんどなく、もうトラブルを引き起こすようなことは何もありません。

 師父の法は私を変え、私の周りの環境をも変えました。

 大法の素晴らしさを知ってから、私は大変焦りました。中国国内にいる義理の親にも大法の真相を知ってもらいたくて、夫の親達にカナダに来るように勧めようと思いました。この考えを夫に伝えたところ、夫も私が彼の両親に真相を伝えることを支持してくれました。しかし、現在、彼の実家は破産して、資産が銀行に凍結されており、私たちの結婚のため購入した家や車や工場など売れるものはすべて売却しましたが、やはり債務返済が終わっていないので、彼の両親も債権者に訴えられており、現在はブラックリストに登録されて、飛行機に乗ることも出国することもできないと教えてくれました。

 この情報を聞いたとき、私は非常に焦り、私を助けてください、私は彼らに真相を伝えたいのです、と心の中で師父に懇願しました。その結果、数日後、姑からお金を集め1人の債権者に返済したところ、彼女はブラックリストから削除されたと教えてくれました。それを聞いて、私はとても嬉しかったのです。師父の慈悲に限りなく感謝しました。

 私はすぐに姑の海外行きのチケットを予約しました。姑が来る前から、私は心の中で何度も何度も真相を伝えたら、姑は必ず大法が素晴らしいと思うだろうと想像していました。しかし思うような展開にはならず、私が真相を言い始めたその瞬間から、彼女の顔は暗くなり、一言も聞く耳を持たなくなりました。私が何を言っても「中国では煉るのを許さない」と言い返していました。私が『共産党についての九つの論評』を読んでいると、彼女は振り向いて去っていきました。その時、私の心は本当に悲しく、本当に彼女のために伝えているのに、なぜ受け入れてくれないのだろうと思っていました。

 そんな日々が続く中、ある日、姑は血圧がとても高く、190mmHgまで上がったと言いました。十数年の持病で、今回薬を持ってくるのを忘れてしまい、今はめまいがしてベッドで横になることしかできず、私に病院に連れて行き薬を買ってきてほしいと頼んできました。私はすぐ彼女をクリニックに連れて行き、血圧を下げる薬を1カ月分買ってきました。しかし、1~2週間服用しても何の効果もなく、血圧が全く下がりませんでした。そこで私は再び彼女を漢方医のところに連れて行きました。毎回車で漢方医のところへ行く途中、姑が聞いてくれるようにと思い、私はいつも師父の説法録音を流していました。こうして、漢方医のところで1万元以上の薬をもらってきて、血圧はやっと少し安定してきました。そして私は姑に、血圧を下げるために薬を飲んだのは一つの側面のことであり、実際は姑が師父の説法を聞いたから、血圧が下がったと伝えましたが、彼女は私の言うことを全く信じませんでした。

 その間、私は姑が海外で友達がなく、ひとりで退屈していることを心配し、彼女にもっと優しく接し、もっと配慮してあげるべきだと思いました。私は彼女をいろんなところに連れ出しました。買い物に行き、彼女にカシミアのセーターや、化粧品、彼女が気に入ったすべての服を買ってあげました。徐々に彼女は私にそれほど抵抗しなくなりました。実際、姑がカナダに来る前は、私たちはこんな風に一緒に暮らしたことは全くなかったのです。結婚してから、私は夫と一緒に自分の実家に住んでいて、生活費は私の母が全額負担していました。私は2人の子供を生みましたが、義理の両親は私に一文もくれたことがなく、何も買ってくれたことがなく、子供の世話をしてくれたこともありません。もし私が法輪大法を修煉していなかったら、今のように姑に接することは全くできなかったはずです。

 時間は非常に早く流れ、姑がカナダに来てから1カ月が過ぎました。大法の真相を聞いてくれませんでしたが、私は諦めずに、いい嫁の基準で自分を要求し、何もかも彼女の角度から考えるようにしました。徐々に姑は心を開いて私と話し合うようになりました。彼女は、実際非常に苦しい思いをしていました。自分の娘との関係が行き詰っていて、彼女が海外に来てこれほど経っているのに、娘たちは彼女に1本の電話もかけてこないし、さらに私のように彼女のためにあらゆる面で配慮してくれないと、彼女は涙を流しながら語りました。自分はこれほど年を取るまで、お金を稼ぐことができなかっただけでなく、身体もガタガタになったのに、いまは息子夫婦が自分の面倒をみてくれ、これほど優しく接してくれていると言いました。そして私は姑に伝えました。「法輪大法が私を変えてくれました。本来は2017年に私は密かに離婚するつもりだったのです。ただ姑は知らなかっただけで、私は大法を修煉してから、私たちは仲良くなったのです」

 私は明慧ラジオを彼女に聞かせました。ちょうど麻痺した義母を10年近く介護していた嫁の記事でした。私は彼女に、自分は何千万人もの大法弟子の中の1人に過ぎず、真の大法弟子は皆、後悔をすることなく、誠意を持って他人に接していると伝えました。

 少しずつ、姑は師父の説法を聞いても拒まず、一度師父の説かれたことに一理あると言ったこともありました。クリスマスの時期になった時、市内中心部で十数万人以上の人々が鑑賞するパレードがあったので、私は早めに彼女を連れて行き場所を取りました。姑が疲れないように、椅子を持って行きました。その時、非常に整然とした楽団の隊列が私たちの方に向かって進んで来ました。私は興奮して姑に「法輪大法です! 早く見てください、これが法輪大法の天国楽団です! 早くみてください、これは法輪大法の煉功隊です! 早くみてください、これは法輪大法の腰太鼓隊です!」と教えました。

 その光景に目を輝かせた姑は、スマホを手に取って「これは見事だ! 中国国内での宣伝と全く違う!」と言いながらビデオ撮影をしていました。そして、彼女は私に、「パレードの行列にあまり中国人の顔がみられなかったが、法輪大法の行列だけに中国人がいた、こんなにたくさんの人がいて、これほど整然としており、中国人の顔を立ててくれた!」と言いました。

 数日後、私たちが計画していたクリスマスクルーズプランが始まりました。私たちは1週間クルーズ船で過ごすことになりました。クルーズ船での2日目、姑は船酔いをしてしまい、どんな薬を飲んでも血圧が下がらない状態に陥りました。私は心の底から彼女に、師父の説法を聞くよう、絶対効き目があると伝えました。そして、姑は私のプレーヤーを持っていき、部屋で1人で説法を聞きました。一講、一講と続けて聞きました。夕食の時間になって、彼女の部屋に行くと、「あまりにも素晴らしい! 師父の説かれた内容はあまりにも正しい! あまりにも道理に適っている!」と言ってくれました。そして彼女はもう師父の説法を手放さなくなり、私にプレーヤーをくれないかと聞きました。私は彼女に伝えました。この前、血圧が下がった原因の一つは漢方薬を飲んでいたことであるが、重要なのは師父の説法を聞いたからですよ、今は信じるでしょうと言うと、彼女は「本当に信じる」と答えてくれました。

 クルーズ旅行を終えて帰宅した時、私は姑に真相番組の「私たちは未来を伝える」や「細語人生」などを見てもらいました。姑は見れば見るほど大好きになっていき、毎日、自ら師父の気功動作を教えるビデオを見て、自分で動作を学び、また自ら進んで私と一緒に『轉法輪』を学びたいとも言いました。小学校に数年通っただけなので、姑は知らない漢字がたくさんありました。しかし彼女はとても真面目に、知らない字をすべて小さなノートに書き写し、私に聞きました。こんなに敬虔で、これほど心を込めている姑の姿を見て、私は本当に感動して、心の中で師父に感謝しました。

 時間は非常に速く流れていき、姑が中国に帰らなければならない日がやって来ました。姑は中国に帰る前に「『轉法輪』を持って帰ってもいい?」と私に聞きました。私は安全面を考慮して、彼女に電子書籍と説法録音、動作を教えるビデオなどをコピーしてあげました。しかし、彼女はどうしても『轉法輪』を持ち帰りたいと言い、周囲の多くの人が真相を知らないので、大法の真相をその人たちに伝えなければならない、と話してくれました。もし、もっと早く大法の素晴らしさを知っていたら、もっと早く大法を修煉し、もっと早く周りの人に伝えていたのに、と言っていました。

 この間、前の家政婦が私に会いにやって来たので、彼女に大法の真相とその素晴らしさを伝えました。彼女は私の明らかな変化を目にしました。なぜなら以前彼女が我が家で働いていた時、私が毎日のように夫を罵り、怒っていて、さらに物を投げたりしていましたが、今はまったく別人になっていたからです。そして、彼女も五式の 功法を学び、『轉法輪』を1冊中国に持ち帰りました。また彼女の家族全員にも学ばせると言いました。また冗談で、なぜ早く修煉しなかったかと聞きました。なぜ彼女がうちで働いていた時に修煉しなかったのかと質問しました。いまの家政婦も姑が来てから、大法に対する態度が変わる全過程を見ていたため、いま煉功を始めてはいます。

 この1年足らずの短い修煉過程を振り返ってみると、まるで夢から覚めたような気がします。昔の生活は、まるで他人の物語のように、私から遥かに遠いところに存在しているように感じます。今の私は昔の私とは全く違い、以前の贅沢な生活には戻れなくなっています。今の私は、毎日非常にシンプルな生活を送っています。法を学び、心を修め、質素な服を着て、お金の概念がなくなったように感じ、スポーツカーも売却しました。しかし、このような生活は、まるでこれが本当の自分であるかのように、とても快適で、充実していて、自然体で、20年以上も夢を見続けてきた私が、ようやく目を覚ましました。

 世の中の言葉を使いつくしても、師父に対する感謝の気持ちを表すことができません。大法を修煉しなかったら、私の人生はぼうっとして何も分からない中で堕落してしまい、100年後には自分が作った悪業を償う日々を送っているはずでした。本当に想像もできません。

 師父の慈悲なる済度に感謝します! 私を大法弟子に選んでくださった師父のご恩に感謝します! 弟子にすべてをくださった師父の恩に感謝します!

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2020/5/9/405003.html)
 
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