山東省煙台市の学習者2人に不当判決
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 【明慧日本2020年9月27日】山東省煙台市の法輪功学習者・袁玉芹さん、姚新人さん、付秋栄さんの3人は2019年7月3日、国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関、以下、国保)に尾行され、身柄を拘束され、留置場に1年以上拘禁された。今年6月18日、袁さんと付さんは、それぞれ懲役4年と懲役3年、罰金3万元(約45万円)の不当な判決を宣告された。

 健康だった姚さんは今年4月22日夜、龍口市の張家溝留置場で突然脳出血し、市人民病院で開頭手術と気管切開手術を受け、市公安局の警官4、5人に24時間監視されている。現在、姚さんは脳死状態である。これに関して龍口市公安、国内安全保衛部門、留置場はいまだに家族に何も説明していない。

 龍口市国保は1年かけて学習者たちを盗聴、監視、尾行し、郷・鎮の派出所と同時行動で2019年7月3日午前から多くの法輪功学習者を連行した。袁さんは自宅で身柄を拘束され、家財も押収された。

 7月3日午前8時半、姚さんは職場に突然やってきた警官に身柄を拘束され、家財を押収された。同日9時、袁さんは借家で不当に連行され、法輪功の資料数箱も押収された。翌日午後、付さんは自宅で身柄を拘束され、大量の法輪功の資料、資材、プリンターなどの私物を押収された。この2日間、合計十数人の学習者が身柄を拘束され、家財を押収され、不当に拘束された。さらに多くの人が嫌がらせを受けた。

 同年8月10日、袁さん、姚さん、付さんの逮捕状が発付された。袁さんと付さんは煙台留置場に拘禁され、姚さんは張家溝留置場に拘禁されている。

 調査の段階から、国保などは威嚇、利益の誘惑などの手段で袁さんの家族に自宅にあるノートパソコンを提出するように強要した。その期間、龍口検察庁は証拠不足で案件を戻そうとしたが、国保に止められた。11月初め、袁さんは煙台留置場で腕を骨折した。検察庁は状況を知り、袁さんに一時出所の手続きをしようとしたが、再び国保に止められた。

 同月の末、龍口検察庁は案件を戻した。国保の徐文業、郭富兌らは何度も煙台留置場を訪ね、いわゆる証拠を収集した。その後、袁さんが留置場で煉功したことや、囚人に法輪功の無実を伝えたという理由で龍口検察庁に袁さんら3人を起訴することを強要した。このように、逮捕してからいわゆる証拠を収集する行為は司法手続きに違反しており、人権侵害行為である。

 付さんは煙台留置場で非人道的に虐待され、精神的にも苦しめられた。その結果、体重は激減し、元気もなくなった。家族は焦って付さんが早く解放できるように、密かに国保の警官に賄賂を渡したが、結局は騙された。

 龍口市裁判所は今年2月14日に開廷する予定だったが、武漢肺炎の影響で取り消された。最近の情報によると、6月18日、袁さんは懲役4年、付さんは懲役3年、罰金3万元の不当な判決を宣告されたという。 

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2020/9/11/411649.html)
 
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