大法修煉に出会い、人生での迷いがなくなった
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 【明慧日本2020年9月27日】(シドニー=明慧記者)ヘンリーさんは中国人移民です。近年、オーストラリアのシドニーや他の場所で大規模な祭りが開催される際に、ヘンリーさんは法輪大法の天国楽団の行列の中で大きな太鼓を担(かつ)いで、チーム全体と一緒に気概ただならぬ風采で先頭に立ち、行進する姿をしばしば見ることがあります。

 しかし、かつてのヘンリーさんは、そうではありませんでした。2014年以前の彼は買い物袋を持ち上げることすら出来ず、一段目の階段を2歩で上がり、その際に手ぶらであるにもかかわらず、歩行も困難な様子でした。先頭に立って堂々と行進するヘンリーさんを見て、誰が元椎間板ヘルニアの患者だったことを想像できるでしょうか?

 青少年時代の人生経験を経てから彼は生死を軽視し、お金や富、名声や財産を軽んじるようになり、中年になるにつれて様々な病気に悩まされ、生きる意義とは何かを考え、答えを探求するようになりました。

 2014年に法輪功の修煉を始めてから、彼の人生に対する困惑が一つずつ解かれていき、各種の疾病も治りました。大法修煉によって新しい命を与えられ、天国への道を示されたと、彼は心の底から感謝しました。

 一、修煉前の病苦

 ヘンリーさんは胃炎、胃潰瘍、十二指腸球潰瘍、胃の悪寒、胃痙攣を長年患っていました。そのため、彼は胃薬を持ち歩かなければならず、しまいには胃の出血で昏睡状態に陥り、救急車で病院に搬送されて輸血を受けることになりました。何年もの間、ヘンリーさんは空腹を知らず、突然やってくる痛みでやっと空腹だと分かると共に、体中が震えて縮み上がることに耐えなければなりませんでした。 仕方がなく、空腹でなくても食べ続けることを選んだ彼は、こんどは肥満や高脂血症になってしまい、真夜中に突然の胃の痛みで目が覚め、枕元に置いてある胃薬を流し込み、睡眠の質も低下していました。長い間、彼は俯せの姿勢で寝なければならず、そのために首の問題まで引き起こしてしまいました。

 また、ヘンリーさんは椎間板ヘルニアに苦しめられて、漢方や西洋医学に助けを求めましたが、緩和されるのみで、完治はしませんでした。症状が重い時、彼は座ったり立ったり横になったりして、同じ姿勢を30分も保つことができず、特注したスツールに座り続けなければならないだけでなく、歩くのも階段を上がるのも一苦労でした。買い物に出かけるとき、小学生になった息子をいつも連れて行きました。息子は買った物を軽々と家まで運んで行くことが出来るのに、手ぶらの私は付いて行くだけでも大変でした。

 当時のヘンリーさんはベッドに横たわって、あれこれと考えに耽(ふけ)ってしまうことがよくありました。最初の考えは雑でしたが、人生に対する疑問をまとめることが出来た時点でだいぶ落ち着いて来たのですが、答えは得られませんでした。

 二、10年の時を虚しく過ごし、やっと大法に辿り着く

 2004年のある日、ヘンリーさんは自宅近くのマッコーリー大学で、法輪功のブースを見かけました。中国共産党による洗脳教育の影響で、これまでは「法輪功に関しては聞かない、信じない」と要求されてきたヘンリーさんは、法輪功の事を知りたいと思う反面、なかなか恐怖心を追い払うことが出来ず、ブースの前に立った時、後ろからスパイに見られているように感じました。また、誰かに銃を向けられているように感じ、その場で読むことが出来ずに法輪功の資料とCDを家に持ち帰りました。資料を読んだ後、彼は法輪功が濡れ衣を着せられていることを知りました。そして邪党の弾圧に直面し、法輪功がこれほど長い間、迫害に耐えてきたことが初めてわかりました。

 当時、ヘンリーさんは法輪功を学ぼうとは思っていませんでした。彼は法輪功が一般的な気功だと思い、やってみれば、少しでも体調が改善されるのではないかと思って、地元の煉功点と連絡を取り、いくつかの動作を習いました。その当時は本を読むことの大切さが全く分からず、法輪功が修煉であることも知らず大法とすれ違い、その後の10年間を虚しく過ごしました。

 2014年初めのある日、ヘンリーさんは法輪功を見てみようと思い、ネットから『轉法輪』をダウンロードし、中から数段落を選んで読みました。内容は如何にして良い人になるかを教えるもので、言葉も平易で分かりやすいという印象を受けました。そして、ヘンリーさんは、人を善に導き、老若男女を問わず誰もが読めるこの本が述べているものこそが真理だと感じました。そして、ようやく生きることに光が見えてきた感じでした。この時、自分と同じく現実社会の物質や名声を重んじない人がいることを知って、同行者を見つけたような気がしました。

 それから、ヘンリーさんは『轉法輪』を通読し始めました。「これが修煉の本で、宝物だと分かりましたが、私にはハードルが高すぎる気がしました。自分はせいぜい羅漢までしか修煉できないと思いました。それでもだめなら、徳を積んで楽な来世を迎えても良いと思いました。

 最初のうち、ヘンリーさんはまだゲームをしたり、ネットサーフィンをしたりして、『轉法輪』の本を少ししか読まない日々を過ごしました。いつの間にか、彼はゲームに興味を失い、大法の本を読めば心が落ち着くことに気づきました。そして『轉法輪』の中でいくら複雑な問題であっても、師父の簡単明瞭な説明を読めばすぐに分かるので、自分の人生に対する困惑が一つ一つ解けていきました。

 その後、法輪大法の法理に深く惹きつけられたヘンリーさんは、ネットに掲載された李洪志先生の40冊ほどの本と新経文のすべてをほぼ3日に1冊のペースで読み通しました。彼はこの大法は私がずっと探し求め、待っていたものだと分かりました。そして師父がいらっしゃるように思え、とてもラッキーだと思いとても嬉しくて、今までになかった落ち着きとリラックスした感じを覚えました。

 それと同時に、ヘンリーさんは次のように悟りました。私は危うく命を落とすことを何度も何度も経験し、生死を放下することが出来ました。80歳まで生きようが800歳まで生きようが、いずれも六道輪廻の中にいるのです。実際、私の人生の一歩一歩に師父の心血が注がれていて、見守って下さっていると思いました。時々、この道が通じず、あの道も通じず、あちこちに壁があるように感じていましたが、実は、師父が私を正しい道に誘導されているのだと思い、師父が見守って下さっていなければ、私は修煉の道に入ることが出来ず、とっくに世間に迷い込んでしまっていたでしょう。師父に感謝いたします。

 それからヘンリーさんは迷わなくなり、修煉に励んで精進し、師父と一緒に真の家に帰ろうと思うようになりました。

 三、胃の不調、歯痛、椎間板ヘルニアが自然に治る

 しかし、ヘンリーさんは煉功することが容易ではなく、椎間板ヘルニアを患っていたヘンリーさんは集団煉功に参加することが出来ませんでした。しかし、人生の目的を知った彼は尻込みせず、自宅で1人で学法や煉功を行い、最も難しい座禅をする際はスツールの端に座り、落胆せずにゆっくりと煉功しました。

 ヘンリーさんは学法や煉功を怠らずに毎日行い「真・善・忍」に則って心を修めていくうちに、師父はヘンリーさんの身体を浄化して下さいました。ある日、彼は5、6回もトイレに走り、排出したのは地溝油よりも汚い黒いものばかりでしたが、終日どこにも違和感はありませんでした。「これは間違いなく、師父が私の身体を浄化して下さっている」と彼は思いました。

 別の日に、ベッドにいるヘンリーさんは急に悪寒がして動くことが出来ず、居間にいる家族に声をかける気力もなくて、吐いてしまったことがありましたが、ヘンリーさんにはこれが病気ではないこともよく分かっていました。

 さらにある日の真夜中に、ヘンリーさんは胃痛で目が覚めました。自分は大法弟子で、これは業を消しているだけで痛くても気にしない、と心に決めて再び眠りにつき、朝まで寝ました。それ以来20年間、私を苦しめていた胃の病気は再発しませんでした。

 修煉前のヘンリーさんは頻繁に歯痛に悩まされていました。修煉を始めて間もなくのある日、第二式の功法をやっている最中に、歯が再び痛くなりました。ヘンリーさんは痛む歯の根元に舌を当て続けましたが、まったく和らぐ気配がありませんでした。「これはどうせ病気ではない。いつまで痛むのか見てみよう」と彼は自分に言い聞かせました。しかし、歯はどんどん痛くなっていきました。ヘンリーさんはとにかく煉功に集中し、心性を保つようにしました。数分後、歯が痛くなくなって、あれ以来、歯が痛くなることは一度もありませんでした。

 大法は何度も何度もヘンリーさんに奇跡を見せてくれました。彼の胃も歯も、修煉を始めて2カ月で全部治り、腰の調子も良くなりました。数カ月ぶりにヘンリーさんを見た友人は「腰がだいぶ良くなりましたね!」と言いました。半年も経たないうちに、ヘンリーさんの腰は完全に正常に戻りました。

图1:亨利(左二)参加天国乐团游行。

天国楽団のパレードに参加しているヘンリーさん(中央)

  ヘンリーさんは2016年に法輪功の腰鼓隊に入り、2018年には天国楽団に参加しました。天国楽団に入った最初の年、ヘンリーさんはシドニー、クイーンズランド、香港、メルボルン、ニューヨークのパレードにも参加しました。特に香港とニューヨークでのパレードはルートが長く、数時間にも及ぶものでした。大きなドラムセットは10キロ以上もあり、それを背負って姿勢を保ち、ビートも保ちながら何時間も演奏し続けることは、修煉前のヘンリーさんなら絶対に出来ないことでしたが、やり通せました。

图2:亨利的太太参加腰鼓队表演。

腰鼓隊のパフォーマンスに参加したヘンリーさんの妻

 ヘンリーさんの妻と息子は、ヘンリーさんが大法を修煉してから経験した奇跡を目にし、皆大法の不思議さと素晴らしさを実感し、次々と修煉に入りました。修煉しはじめて間もなく、ヘンリーさんの妻は肩関節周囲炎と口の潰瘍が治り、法輪功の腰鼓隊にも参加するようになりました。ヘンリーさんの友人も彼の病気が治ったのを見て、法輪大法の良さを信じて修煉に入りました。

 四、『轉法輪』は天機であり、真言である

 ヘンリーさんはこの法を得るために、私たちは輪廻転生の中で数え切れないほどの苦難を経験してきたのだ、と悟りました。確実に法に則って修煉できるように、彼は『轉法輪』を暗記することを決意し、現在は6回目で、暗記中です。ヘンリーさんが1回目の暗記を終えた頃に、彼の妻も暗記を始めて、現在は5回目の暗記をしています。今では彼らは、法を暗記することを生活の一部にしています。

 ヘンリーさんがあらゆる執着を取り除き、心性を向上させ続けていくうちに、大法による奇跡も絶えず現れてきました。ヘンリーさんはこう言いました。「今では一日中、法輪が周囲で回転しているのを感じます。時計回りに回ったり、また逆時計回りに回ったり、速かったり遅かったりします。また、大きな法輪であったり、小さな法輪であったり、脚の周辺や頭上、目尻辺りでも回転しています。運転中も歩いているときも、法輪がずっと付いて来ています。法輪が自ら方位を変えたりして、霊性があるものです」

 ヘンリーさんは心を静めて法を暗記できるため『轉法輪』の中から多くの法理を見出すことが出来ました。彼はこう言いました。「大法が私の智慧を開かせ、より深い内包を見せてくれます。師父が指導して下さり、言葉の背後にある佛、道、神も私を助けてくれます。心を静めて法を読めば、文字の背後にある法理が必ず明らかになってきます。これは大法の玄妙さ、不思議さ、強大な力と威力の表れです。師父が話されている法はすべてが真実で天機であり、真言です」

 数年来の大法の修煉を通じて、ヘンリーさんは感銘深くこう言いました。「大法弟子の修煉は自分のためではなく、衆生を救うためです。最近の理解ですが、人は自分のためではなく、他人のためであるべきで、私心を取り除くべきです。初めて大法に接したとき、隙間から一線の光が見えた感覚でしたが、それは常人の視点によるものでした。修煉していくにつれて、その隙間がますます広くなり、それが天国に通じる道であることが分かりました」

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/9/14/411794.html)
 
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