成都市の78歳女性 法輪功迫害の実態を伝えたため懲役2年
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 【明慧日本2020年9月27日】成都市新津区の法輪功学習者・彭淑華さん(78歳女性)は人々に法輪功迫害の実態を伝えたとして9月10日、新津区裁判所で再度開廷され、懲役2年の実刑判決を言い渡された。

 彭さんは新津区五津鎮の人で、かつて数種類もの病気を患ったことがあり、あちこちの大手病院で治療を受け、効果があまりなかったため、辛い思いをして、どうやって生きていけばいいのか分からなかった。1997年、彭さんは法輪功の修煉をはじめて、真・善・忍に従って「殴られても殴り返さず、罵られてもやり返さない」というルールを守り、いつでも他人の利益を優先に考えていて、しばらくして全身の病気が治った。心身ともに健康で家庭も平和で幸せになった。

 2019年8月13日午前、彭さんは五津の街で人々に法輪功迫害の実態を伝えていた際、突然1台のパトカーが彭さんのそばに止まり、車から降りた4、5人の警官らが彭さんに「人に何を話しているのか」「ショルダーバッグには何が入っているのか」と尋ねた。彭さんは「ショルダーバッグの中のものは私物で…」と言い終わらないうちに、警官らにバッグを開けられて捜索をされた。続いて、彭さんは連行され家宅捜索を受け、成都市の双流区留置所に1年1カ月拘禁された。

 新津区裁判所は今年6月5日から9月10月まで4回にわたり彭さんに対して遠隔裁判を行った。今年9月10日午前、第4回の裁判が新津区検察庁内で行われた。裁判長はいわゆる結案報告を読み上げ、真・善・忍を教えとする高いレベルの修煉法を「邪教」と誹謗中傷し、78歳の彭さんに「法律の実施を破壊した」という罪を着せて懲役2年の不当判決を言い渡した。

 何度も迫害された

 1999年7.20、中国共産党が法輪功に対して残酷な弾圧を発動し、国家のすべてのメディアを操って虚言をでっち上げ、民衆をだまし、恨みを扇動し、法輪功及び法輪功創始者を誹謗中傷した。

 2000年3月、北京へ陳情に行った彭さんは北京で連行され、新津公安に引き取られた後、家宅捜索を受け、45日間拘禁されて1万元の罰金を科された。

 同年5月、彭さんは新津区五津鎮役場の人員らにより洗脳班に送られ、1週間の洗脳教育を受け、転向を強要された。

 同年6月29日、新津区金三角広場で法輪功の煉功を行ったとして連行され、50日間拘禁された。その間、強制的に手錠をかけられ、炎天下に1日中置かれ、水も食事も提供してもらえず、トイレにも行けず、顔も両腕も日焼けした。さらに、強制的に灌食という暴行も受けた。

 同年9月30日夜、彭さんは自宅で再度連行された。夫も当局から圧力をかけられ、脅迫を受け、甚大な精神的被害を受けた。

 同年12月中旬、彭さんは再び北京へ陳情に行った際、新津公安の警官らに8カ月間拘禁され、1万元の罰金を科された。新津五津鎮役場の人員らは彭さんの家へお金を取りに行った時、現金がなかったため1万元相当の高級茶葉を強奪した。その茶葉は彭さんの家の商売用の品であった。新津留置場に拘禁されていた間、他の法輪功学習者への暴行に抗議するため、彭さんは断食した。留置場の警官らは彭さんの口に汚いものを詰め込むために各種の刑具を使って彭さんの口をこじ開けようとした。そのため、彭さんの頭と顔が腫れあがって変形し、口腔内も傷だらけで、歯はこじ開けられてぼろぼろになり、両側の口角は引き裂かれ、多くの傷を負った。

 2009年、彭さんは人々に迫害の真相を伝えたとして2回にわたって連行され、2日間拘束され、自転車1台(約7万円)を押収された。

 2019年5月14日、彭さんは連行され、同日帰宅した。

 同年8月13日午前、彭さんは再び連行された。1年1カ月不当に拘禁された後、懲役2年の実刑判決を下された。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2020/9/18/411952.html)
 
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