米国務長官 中共のCA州議会決議案への妨害を暴露
■ 印刷版
 

 【明慧日本2020年9月29日】(アメリカ=明慧記者・王英)マイク・ポンペオ米国国務長官は9月23日、ウィスコンシン州議会で中国をテーマとする演説の中で、中国共産党(以下、中共)がカリフォルニア州の法輪功を声援する決議を妨害したことを暴露して非難した。

'图:美国国务卿蓬佩奥谴责中共干扰加州支持法轮功的决议案'

議会で中国をテーマの演説をするポンペオ長官

 ポンペオ長官は演説の初めに、ウィスコンシン州下院ロジャーロス議長のエピソードを紹介した。中国領事館の領事からメールが届き、州議会に中共の疫病対策を称賛する決議案を提出するよう求めた。そして、中共を称賛する決議案の原案が添付されたという。

 ロジャーロス議長はこれは悪夢だと思い、そのメールを削除した。中国の領事から決議案の修正案が送られ、議長は「白癡(ばか者)!」と返した。

 長官は議長の対応を称賛した。「私はあなた(議長)に教えるが、中共領事館が言う、いわゆる中共のウイルス対策は、実際は人騙しだ」

 「中共の領事は我々と共に全世界に広がった大疫病、20万人のアメリカ人を死亡させ、全世界で100万人を死亡させ、経済を麻痺させた疫病の隠ぺいを求めている」

 「ロジャーロス議長は虚言に騙されることはなかった。かえって『中共は武漢肺炎において、世界を意図的に誤った方向に導く』との決議案を提出した。これは真実である」

 「中共領事館の働きかけは人々を不安にさせている。ウィスコンシン州で起きていることが、全世界にも起きており、米国全土でも起きている」と述べた。

 同長官はもう一つの例を挙げた。「2017年、カリフォルニア州のある上院議員が、中国の学習者を声援する決議案を提出した」、「この人(学習者)たちは中国で、中共の迫害を受け極限な苦痛を受けている」

 「中共の駐サンフランシスコ領事館の外交官は、州議会に書簡を送り、法輪功は邪教だと中傷し、この議案はカリフォルニア州と中共の協力関係を破壊することになり、カリフォルニア州に住む中国人の感情を傷つけることになると記した」

 「不幸なのは、カリフォルニア州上院はこの圧力に屈し、この決議案を棚上げにしたことだ」

 「これは一例にすぎず、現実の状況としては、アメリカ各州の立法機関がロジャーロス議長が受け取ったメールに類似する書簡を受け取った可能性がある」

 「中国の外交官はあなたと接触している時、おそらく協力関係や友好的な目的ではない可能性がある」、「知っておくべきことは、大疫病で旅行制限が解除された後、あなたに中国への旅行を提供された時、あなたはその費用は誰が負担するのかを聞くべきだ。この人は中共と直接、あるいは間接的に連絡しているかどうかを考えるべきだ」

 「我々は、中共の国内政治への干渉を許さない。だから、中共の外交官への制限を実施した」と語った。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2020/9/25/412253.html)
 
関連文章