石家庄市の張建芝さん 残酷な迫害により死亡
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 【明慧日本2020年9月30日】(河北省=明慧記者)河北省石家庄市正定県紅旗村の張建芝さん(女性)は、1999年に法輪功を学び始めた。「真・善・忍」の教えを基準に善い人になるために自分を律していた。そのため、家族は睦まじくなり、心身ともに健康になった。しかし同年7.20、中国共産党(以下、中共)は法輪功迫害を開始した。張さんは残酷な迫害を受けて精神的にも、身体的にも重い傷を負い、2020年6月4日、無念な思いを晴れせないまま、55歳の若さで死亡した。

 2012年6月7日、習近平の招きでアメリカのある州知事が正定県大寨村を訪問することになり、正定県610弁公室、派出所の警官は警備を理由に、東安豊村の法輪功学習者・李藍奎さんを不当に連行した。村人200人、近隣の村と合わせて700人が李さんの釈放を求める署名をした。しかし政府は村民の考えを無視して、相次いで16人の法輪功学習者とその家族を連行した。強制連行の際に楊銀橋さん(女性)は落下して死亡した。

 同年8月7日夕方7時頃、当地の派出所に案内された石家庄市公安局、正定県公安局、河北省国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)と610弁公室の警官らは、紅旗村の法輪功学習者・張建芝さん、肖家営の高素貞さん、藁城市楊馬村の楊栄霞さんと王月霞さん、石家庄市の楊銀橋さんを同時に連行した。

 正定県公安局副局長・高国は不当に拘禁した15人の法輪功学習者に対して、秘密な場所で長時間、鉄の椅子に手錠で固定する、睡眠をとらせない、脅迫、殴打、高圧スタンガンで電撃するなどの拷問と暴力で自白を強要した。

 張建芝芝さんは頭に黒い袋を被せられ、鉄の椅子に手錠で固定された。警官は平手打ちや棍棒で体の関節部を殴打し、高圧スタンガンで電撃するなど、このような拷問が数日間続いた。そして警官は張さん宅を捜索し、張さんの家族を脅迫し、騙して情報を入手しようとした。

酷刑演示:用电棍电击

拷問のイメージ図:高圧スタンガンによる拷問模擬


 同年8月29日、張さんを含む3人は強制労教養所に送られたが、張さんは拷問で体が衰弱しており、教養所は受け入れを拒否した。そして張さんは釈放された。

 残酷な拷問を受けた張さんは、心身ともに大きなダメージを受けた。邪な中共に惑わされ、迫害を恐れた張さんの家族は、張さんに修煉を放棄するよう圧力をかけ続けた。張さんは修煉を続けるために仕方なく、住み慣れた家を離れた。

 2019年10月、張さんは石家庄市で法輪功の迫害実態を伝えていた際、通報を受けた警官らに連行された。派出所において警官は張さんを脅迫して、いわゆる修煉しない保証書を書かせようとした。

 この時から張さんの健康状態は日増しに悪化した。2020年4月ごろ、90キロあった体重が50キロ以下まで激減し、2回入院して治療を受けたが、6月4日、無念にも55歳の若さで死亡した。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2020/9/19/411983.html)
 
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