【明慧日本2020年9月30日】隣家には3人の家族が住んでいます。ご主人の楊林さん（48）はビジネスをしており、奥さんはお洒落な方で会社の役員をしています。娘の楊阳さんは大学生で、とても綺麗です。このような家庭なので近隣の人々から羨ましがられています。しかし、楊阳さんは大学を卒業してから半年以上経っていますが一度も見たことがなく、楊林さん夫妻にも中々会うことがありませんでした。

　ある日、主人がマンションの階下で楊林さんと出会ったのですが、彼の顔は非常にやつれていて、今までの活力が全くなかったそうです。主人が彼に「仕事は順調ですか？」と聞くと、彼は悲しそうな顔をして目には涙を浮かべ、大きなため息をつきながら「絶対に人に言わないでくださいね」と言ったので、主人は「何か困ったことがあったら言って下さい。力になれればと思います」と言ったそうです。

　楊林さんは「これは誰も手伝うことができないのです。娘が大学を卒業する半年前に、北京で白血病と診断されたのですが、治療するには最悪の種類の白血病だったのです。毎日の薬代だけでも800元かかり、娘はすでにひと回りも痩せてしまいました。ずっと家に閉じこもって誰にも会いたがらず、どこにも行きたがらないのです。私と妻はとても心配していますが、いくらお金を使っても治らないし、今どうしたらいいのかわからなくなりました」と言いました。

　主人は楊林さんに「心配しないでくださいね。善い人は天から助けてもらえますから、きっと大丈夫です」と伝えました。主人は家に帰ってから私に教えてくれましたが、主人も不安になっていました。私は「なぜ楊林さんは、あなたに教えたのでしょうか。それはこの娘さんに縁が来たのです。大法師父が娘さんを救うことができます」と言うと、主人は「楊林さんに何も聞かないでね。内緒にしてって言われているらね」と言ったので、私は「分かってます。彼の気持ちは分かっています」と言いました。

　次の日、私は綺麗な袋を用意して、法輪功について説明した資料を入れ、他にはCDとか法輪功迫害の実態を書いた小冊子などを入れ、その袋を楊林さんの家のドアノブにかけました。しばらくしてその袋を家に持って入ったのを確認しました。

　このことから半年以上経ちましたが、何も聞くことなく、私が用意した資料を楊阳さんたちが読んだかどうかすらも分かりませんでした。ある日、私はベランダの窓を拭いてい時、たまたま階下をみると、楊阳さんとお父さんが車で出かけているのが見えました。私はあまり気にしませんでしたが、何日か後にも、また2人が一緒に出て行ったのを見ました。時間を見ると丁度朝の7時でした。

　何日も観察していたら、毎朝7時に楊阳さんとお父さんは車で出かけていました。私はこのことを主人に伝え、後で下へ行って楊林さんに、今、娘さんがどうしているかを聞くようにと頼みました。

　主人がマンションの階下へ行くと、丁度、楊林さんと会えました。聞いてみると娘さんはもう仕事を始めていて1カ月以上経っていると言いました。主人は「本当に良かったですね。どうやって治ったのですか？　魔法の薬でも飲みましたか？」と聞くと、楊林さんは声を低くして言いました。「この前会った次の日に、家のドアノブに法輪功の資料が掛かっていました。私たち3人はそれを全部読んだのです。法輪功は本当に素晴らしいですね。多くの人の命が救われました。私たちは『死んだ馬を生きている馬として治療する』の思いで、娘も『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』を毎日念じるようにしました。3、4カ月後には、娘は良くなったから会社へ行くと言い出しました。説得しても聞かないのですが、もう仕事を始めてから１カ月半経っています。まるで健康な人のようです。今では病院で働いており、休んだことはありませんし、会社から帰ってきても疲れたとは言いません。私の家族はやっと心が晴れてきました。今まで妻は毎晩泣いていましたが、今ではやっとぐっすり眠ることができるようになりました」

　楊林さんは「この法輪功は本当に素晴らしいです。もし法輪功と出会えなかったら、娘の命はとても保証できませんでした。この命は法輪功が下さったのです。こんなに良いことがあるのに、大きい声で言えません。今でも法輪功学習者を捕まえるのです。全て江沢民のせいです。全世界が法輪功を信じていますが、中国だけが迫害しています。中国共産党はもう長く持たないでしょう」と言いました。

　主人は楊林さんに「これは法輪功の師父が娘さんの命を救ったのです。あなたの家族を救ったのです。法輪功を信じる人に本当の福報がもたらされたのです。これからは、ご家族は幸せに暮らすことができるでしょう」と言いました。

　主人は「楊林さん一家は法輪功についての真実が分かり、本当に心から嬉しく思いました。今、楊阳さんには彼氏ができて、もうすぐ結婚するそうです」と教えてくれました。