重慶市の範徳芳さんが迫害死 娘は再び迫害に遭う
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 【明慧日本2020年9月30日】(中国重慶市=明慧記者)四川省重慶市の法輪功学習者・範德芳さん(女性)と、範さんの娘・宇霞さんは2019年9月末、国家保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の警官らに強制連行され、家宅捜査を受けた。当日、範さん親子は解放されたが、今年前半、範さんは度重なる残酷な迫害により死亡した。8月、宇さんは再び強制連行され、すでに1カ月にわたり拘禁されたまま迫害を受けている。

 範さんは重慶市建設工業を定年退職し、重慶市九龍区に住んでいる。1999年7.20、中国共産党は法輪功迫害を開始した。範さんは法輪功迫害の実態を伝え、請願するために北京を訪れた際、拘束され地元の重慶市に送り返され、15日間拘束され迫害を受けた。

 2000年8月、範さんは洗脳班に送られ迫害をされた。2003年、範さんは再び洗脳班に送られ迫害を受けた。

 2005年1月28日、範さんは法輪功学習者・袁素仙さんと一緒に重慶市大渡口区で法輪功迫害の真実を伝えていたところ、警官らに強制連行された。留置場での迫害で範さんは寝たきり状態になり、自立生活ができなくなった。範さんは治療が必要と認められ「裁量保釈」によって保釈された。袁さんは迫害により死亡した。2006年5月、範さんは再び連行され留置場で迫害を受けた。

 2006年6月9日、重慶市大渡口裁判所(地裁)は範さんに、不当な懲役3年の実刑判決を言い渡し、3カ月後、重慶女子刑務所に収監した。刑務所の中で、範さんは強制洗脳を受け、転向を強要され、70歳過ぎの高齢にもかかわらず毎日十数時間の労働を強いられた。

 範さんは冤罪の刑期を服役した後も、邪悪な政権・中国共産党が言う「敏感日」になると、コミュニティーの責任者や町役場のメンバー、警官らは範さんに嫌がらせを繰り返した。

 2019年9月末、範さん親子は街で散歩していたところ、国家保衛部門の警官らに強制連行された。当日、範さん親子は解放されたが、今年前半、範さんは度重なる残酷な迫害により死亡した。享年88歳。

 8月、宇さんは再び強制連行され、すでに1カ月にわたり拘禁され迫害されている。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2020/9/26/412301.html)
 
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