カナダで脱党カーパレード 人権活動家ら法輪功を声援
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  【明慧日本2020年10月3日】オタワの脱党サービスセンターの法輪功学習者(以下、学習者)はオタワの大紀元事務所を出発し、12台で脱党カーパレードを行った。車には「カナダ脱党サービスセンター」、「中国共産党(以下、中共)は中国ではない」、「3億6000万人の中共脱退を祝賀」などのパネルを設置してパレードを行った。車の隊列は、417高速道路を走り、中国大使館前に到着した。その後、チャイナタウン、T&Tスーパー、コストコなどを経由し、パレードは、およそ3時間かかった。途中、この12代の車が連なって走る壮観な光景を見た市民達は、「勇敢な人々ですね」「神のご加護を!」「支持します、よく頑張っている!」と親指を立てて声をかけていた。

'图1~4:由渥太华退党服务中心主办的汽车游行由大纪元办公室出发,途径市中心、中使馆、唐人街等地,呼吁人们远离中共,<span class='voca' kid='82'>三退</span>保平安。'

中国大使館、チャイナタウンなどを経由し「中共脱党」を呼びかけた

'图5~6:<span class='voca' kid='62'>真相</span>车队经过沿途,有民众竖起拇指表示支持。'

親指を立て、支持する気持ちを示す運転手

 8月の月末以来、カナダ首都の脱党サービスセンターは「脱党月間」の3回の週末に、カーパレードを実施した。地元の西洋人から称賛されただけでなく、中国人からも支持された。この活動の主催者の1人である博士の雷時鐘さんはインタビューを受け、「最近活動を行ったとき、地元の中国人を含めて、オタワ市民から強烈な支持を受けました。途中、市民が親指を立てたり、クラクションを鳴らしたりして、支持を表してくれました。以前は中国人からの支持、同情しているという声しか聞こえなかったが、今は、中共に対する不満や、怒りの声が抑え切れないほど出ています」と紹介した。

 記者は、人権活動家である劉興聯氏、楊崇氏、呉玉華氏の3人をインタビューした。彼らは中国本土で、中共による迫害を受けたことがあり、中共に対する認識ははっきりしている。彼らは中国人に、中共に関わる組織を離脱し、三退するように勧めるた。同時に、脱党サービスセンターがパレードを通して人々に「天が中共を滅する」、三退すれば平安無事になると伝えていることに賛同した。

 楊崇氏「共産党員の入国禁止政策は三退ブームをもたらす」

 「南方街頭運動」の活動家である楊崇氏は、2019年にカナダに救出され、今は首都のオタワに定住している。インタビューで、楊氏は大紀元が出版した『共産党についての九つの論評九評共産党)』を称賛し、「三退は中共の力を削ることができ、アメリカの中共党員の入国禁止政策は三退に良い影響をもたらすでしょう」と話した。

 楊氏は2005年、ネット封鎖突破ソフトを通して『九評』を読み、大紀元で仮名で三退の真実を公にした。「自分の親と同世代の人は中共の本質をしっかり分かっているはずです。中共に対する評価は、『九評』と同じです。『九評』こそ真実の歴史です」

 楊氏は、「三退することは、『九評』に繋がっています。『九評』を読んだ人は、中共をはっきりと認識するようになり、中共に関わる各組織から脱退したがっているのです。それは思想上の変化ですが、共産党からの影響を取り除くのに役に立つと思います。海外の多くの中国人が三退しています。中国の経済状況が弱まることによって、中共による海外への影響がだんだん弱くなってくるのです。もちろん、各国政府及び親共産党団体への影響も含まれます。カナダでは、多くの人が親共産党団体から脱退し、中国大使館の人に会うとできるだけ避けるのです。以前は、中共の役人と付き合いのあった人が、今はあえて言えないのです。できるだけ縁を切ることを望んでいるのです」と語った。

 アメリカのメディアの報道によると、アメリカ政府は中共党員の入国禁止を検討している。これに対して、楊氏は「もし、大紀元の脱党サービスセンターからの脱党証明書を持っていれば、アメリカ政府に認められ、中共党員とはみなされず、アメリカに入国することができるのです。そうなれば、さらに大きな三退ブーム引き起こす可能性があります」と述べた。

 楊氏は学習者が行っている平和陳情活動に賛同していると述べた。「法輪功の抗議する精神に言うまでもなく感服しています。以前、ネット封鎖を突破できたのは、学習者が作ったソフトウェアのおかげです。広州の学習者を何人か知っていますが、彼らは常に真相を伝えています」

 劉興聯氏「中共を倒すには、自分の権力を守るべき」

 中国国内の人権組織「玫瑰団体」を結成した、中国人権観察の秘書長である劉興聯氏は2015年、国家政権転覆罪で海南省から武漢まで連行され、武漢ではおよそ1年間拘禁された。不当に拘禁された期間中、外に出て散歩することさえ許されなかったにもかかわらず、毎日尋問され、劉氏は持病が悪化し、立つことができなくなった。そのため、「取保候審(収容審査のあと、刑事強制措置の一つである保釈)」の扱いとなった。2019年7月20日、台湾で保護されていた劉氏はカナダのオタワに到着し、現在もなおオタワに定住している。

 劉氏は大紀元が刊行した『九評』が引き起こした三退ブームを称賛した。「大勢が三退することで中共に大きな心理的な圧力を与えたのです。とても重要なことです。中共は、中共に関連する党、団の組織を利用して中国人を操っているのです。もし、中国人に覚悟ができ、三退に参加すれば、中共に強いダメージを与えると思います」と述べた。

 劉氏は、今の中共は国際社会で四面楚歌となっている。「皆が力を合わせて中共の拡張と侵略を阻止すべきです。中共は『一帯一路』を利用して小国を騙しているのです。多く国は自国の利益のために、ペテンに引っかかったのです。中共に対してはっきりとした認識を持つべきです。各国は必ず力を合わせて、中共を倒して初めて、平安かつ平和的な生活を築けるのです。中共の邪悪さはソビエトの何百倍も強烈で、人権を無視しているのです」

 劉氏は「私は、中国から逃げ出したのです。中共は科学技術を利用して、人々を監視しています。国民のために良いサービスを提供するわけではなく、共産党の統治を維持するだけなのです。この点に関して、皆さんに必ず分かってもらいたいのです。反抗して初めて、出口が見つかるのです」と言った。

 劉氏は、すべての中国人は中共に対する恐怖感を取り除き、異議と争いを放棄し、異なる宗教信仰者、異なる民族が力を合わせて、中共を倒すべきだと述べた。

 呉玉華氏「三退は中共を撲滅することができる」

 同じく2019年、カナダに救出された呉玉華氏はインタビューで、「三退することはとても素晴らしいことです。より多くの人が参加できるのです。このことを見れば、中共が民心を失ったことが分かるでしょう」と述べた。

 さらに、「もし全世界の人が、中国人が迷いから目覚め、考えを改めた姿を見たら、中国に対する見方も変わるでしょう。ある外国人が、中国には統制されたルールが必要だと言っていましたが、もし、彼らが、こんなに多くの中国人が三退したことを理解できれば、中国人がハッキリ覚醒したことが分かるでしょう。彼らの中国人に対する考え方も変わるはずです。三退は中共を崩壊させるだけでなく、中共を撲滅することもできるのです」と話した。

 「中国の人権状況は、ますますひどくなっています。多くの人がインターネットで個人的な言論を発表するだけで、10年以上の刑罰を言い渡されています」

 「中共が国際社会の中で孤立し、地位を失いつつあります。それは中共自身が招いたことです。他の国家は正しい状況を把握できず、中共に反発しないのなら、陳光誠氏が言ったように、全世界は永遠に回復することが出来なくなるのです」

 呉氏は、学習者達の修煉に対する堅持と、真相を伝える精神を尊敬していると言った。「この精神こそ、中共が法輪功への弾圧に最も力を入れている原因だと思います。法輪功の学習者達はもっとも意識が強く、能力があり、長い間堅持してきた人達です。尊敬します。すべての中国人が学習者のように堅持すれば、中共は長くは耐えられないでしょう。その日を期待しています」

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/9/17/411909.html)
 
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