泥棒に通報され 河北省の教師が不当拘禁
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 【明慧日本2020年10月3日】河北省保定市の朱素栄さん(45)は農村の小学校教師である。法輪功を修煉する前、朱さんは表層性胃炎を患ったことがあり、あまり食べられず、よく吐いていた。病気治療のため借金をしていて、運命は不公平だと常に不平を言っていた。

'朱素荣'

朱素栄さん

 1999年初夏、人の紹介で朱さんは法輪功を習い始めた。しばらく練習すると意外にも病気が治った。それから朱さんは充実し、楽しい毎日を過ごし、人生の幸せを実感した。しかしまもなく、中国共産党及び当時の党首・江沢民が法輪功に対する弾圧を開始した。朱さんは「どうしてこのようなすばらしい功法を学んではいけないのか」と理解できなかったので、あきらめず、法輪功の修煉を続けた。

 修業を重ねていって、朱さんは「人間としての目的は返本帰真だ」と、だんだん分かってきた。朱さんは、日常生活の中で真・善・忍に従って自己をもっと厳しく律するようになった。

 このような善人が、真・善・忍を信奉しただけで不当に連行された。朱さんが連行された経由は、泥棒による通報だった。朱さんの同村のある泥棒は、朱さんの家の電動自転車を盗んだ時に、朱さんの家に法輪功の資料があることに気づき、派出所に行って通報した。派出所の警官らは、彼が泥棒であることを知っていながら、処罰せず、学校で授業を受けていた朱さんを連行した。

 警官は、「法輪功を放棄して誓約書にサインしたらすぐに釈放する」と言ったが、朱さんは断固として拒否した。

 数カ月後、朱さんの案件は高陽裁判所に回された。その後、3回にわたってオンライン裁判が行われたが、判決は下されなかった。

 当初、高陽検察庁は、大急ぎで案件を終わらせようと、朱さんに3年10カ月の不当な刑期を科した。朱さんの娘はこれを不服として、弁護士を雇い、この案件に参与した警官らと公訴人を違法だとして告訴した。このため、朱さんの娘は警官らの復讐を受けた。夫は連行され、自分も幼児学校を解雇された。しかし、朱さんの娘は恐れなかった。

 罪もなく善良な人が、泥棒の通報によって1年近く不当に拘禁された。このような人権侵害が、中国共産党の政権下で起きている。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2020/9/26/412300.html)
 
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