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新しい学習者:執着を放棄し、法を実証する

(明慧日本)私は今年58歳になり、2005年に法輪功の修煉を始めました。三年半の修煉を経て、師父と同修達に、聞いてもらいたいことが山ほどありながら、どこから始めたらいいのか分かりません。

 私は2003年に、骨髄増殖症候群を患いました。医者の話によると、病状が少しでも重くなれば、白血病になり、良ければ再生不良性貧血になります。修煉する以前の一年間、入院していた以外は、家に薬の瓶を吊るして、漢方薬や西洋医学の薬とそれに民間の処方箋をプラスして、大量の栄養剤漬けの生活でした。どこかで治せると耳にすると、すぐ診てもらいに行き、薬をもらったりしました。治療すればするほど、病気が重くなり、体重が60キロから70キロに増えました。膨らんだ顔は大きな丸いパンのようでした。

 2005年元旦の前日、私の親戚にあたる年配の大法弟子は来るたびに、修煉を始めてから十年間薬を飲まず、身体がますます健康になったと話しましたが、当時の私は、テレビや新聞などの濡れ衣を着せた宣伝を信じて、親戚の話を半信半疑で聞いていました。しかし、病気で苦しんでいる私は、親戚が健康な身体を得たことを見て、羨ましく思い、試してみようと決心しました。後に、私は親戚や友達、同僚達が裏で、「この人はもうそんなに長くないよ」と噂をされていたと聞きました。

 このようなときに、慈悲深い師父が助けの手を差し伸べてくださいました。私は大法の話を聞くことができ、これも、師父と大法に縁があるからできたことだと思い、必ず修煉しようと決心しました。親戚が『転法輪』の書籍と師父の功法を教えるDVDを持って来ました。修煉を始めたばかりのとき、私はまだ悟性が低く、『転法輪』と五式の功法を学びながら、薬の瓶を吊るして薬を飲みました。心の中で「病気が少しでもよくなったら、薬をやめよう」と考えました。あるとき、私は薬の瓶を吊しているときに、同修が来ました。法に基づいて交流し、こんな調子で続けていてはならないと認識しました。私は師父が『転法輪』の中で「もし、あなたがさまざまな執着心を持っていて、功能を追求するとか、病気の治療を求めるとか、理論を聞いてみたいとか、あるいは、何かの良くない目的を抱いているとすれば、やってあげるわけにはいきません」と書かれている部分を読みました。それで、私は2005年3月1日の朝、家族に内緒で、すべての薬を大きい袋に入れて、ゴミ捨て場に捨てました。

 こうして、私は本気で大法を修煉し始めました。身体は日に日に良くなってきて、修煉の決心もますます強くなりました。それから同修は、師父の1999年7月20日以前の各地方での説法と経文を持ってきてくれました。新しく知り合った同修と交流し、勉強会に参加しました。勉強会などの環境のおかげで、私は三つのことを良く行うべきだということを知りました。

 その年の5月、私は家を引っ越し、7月に息子の結婚式を行いました。普段は2階に登ることも一苦労でしたが、引越しや結婚式があっても、疲れるどころか、身体はますます元気になりました。私の身体が大きく変化したのを見て近所の人たちは不思議に思い、病がどのようにして治ったかと私に尋ねました。私は「法輪功のおかげで治りました」とすぐに答え、法輪功がどれほど健康にいいかなどの真相を話しました。

 修煉して3年半の間に、師父は何回も私の身体を調整して浄化してくださいました。そのうち3回ぐらいは下痢、嘔吐、全身寒気がすることがありました。あるとき、何日間も続く頭痛で頭が割れそうになりましたが、心は動揺しませんでした。今日まで、3年間以上一粒の薬も飲んでいません。身体は日増しに良くなってきて、心性の向上も大きく、どんな時も「真・善・忍」に照らして行おうと思いました。さまざまな情への執着がだんだんと小さくなりました。まさに、師父は『転法輪』の中で「あなたの世界観も間違いなく変わり」と書かれているとおりです。修煉を始めてからは、夫方の親戚13人ぐらいが私の家でお正月を迎えるようになり、何日間もいて、一日中食事を取る以外、食事の時間以外は、マージャンばかりやっていました。去年のお正月、親戚の皆でお金のコインを入れた水餃子を食べた人が、ひとりずつ10元を出し合って賞金が当たるというゲームをしました。全員がコインを入れた水餃子を必死に探し始めましたが、私は1人で台所で働いていました。リビングに戻ったら、皆が「姉さん、早く食べて、皆がいくら食べても見つからない」と言い、私は箸を持って、2個目で当たりました。皆が、「姉さん、賞金を得た感想は」と言い、「これは求めずに得られるのよ」と言い、最後に、すべてのお金を皆に返しました。私は、ある大法弟子が子供を連れて、景品くじを引いて、子供用の高級自転車を当たったのだが、代金を職場に寄付した師父の話を思い出して、自分も賞金をもらったら、どれほどの徳を失うことになるだろうと思いました。

 はじめて真相を伝えに行くときは、怖いと思いませんでした。今思えば、ただの常人の肝玉が大きいだけのことでした。あるとき、同修と一緒に農村に真相を伝えに行き、まっ昼間に両面テープを使って、それぞれ家の玄関ドアに真相資料を貼りました。とても目立つので、ある家の人が帰ってきて、「おや、法輪功だ」と大声で叫びましたが、私は動揺せず、しかし心の中で、もし聞かれたら認めないと思いました。これも法を深く理解していなかったせいで、衆生に理性的かつ知恵をもって対応できませんでした。後に、私は『転法輪』を暗唱し、すべての経文を学ぶことを通して、師父の言われる三のことを良く行うことについて、より深く理解しました。

 去年5月、私達に『明慧週刊』と真相資料を作ってくれる同修は、勉強会で勉強しているときに強制連行され、資料点がなくなり、『明慧週刊』と真相資料を手に入れられなくなり、悲しくて言葉で言い表すことができませんでした。どうしたらいいのかと悩みました。私が作ったらと思いましたが、私はコンピュータを使えないし、マウスを触ったことすらないし、できるかなと繰り返し考えました。結局、私は家庭資料点を立ち上げようと決心し、銀行から1500元をおろして、息子に白黒レーザー・プリンタを買ってくるようにと頼みました。同修に、息子のコンピュータを使って、明慧ネットの連絡の仕方と資料のダウンロードの方法を教わりました。

 はじめての『明慧週刊』は印刷が出来上がったときは、大変感動し、また嬉しく思いましたが、白黒しか印刷できないので、どうしたらいいだろう、と同修に相談した後、以前資料点にあったカラープリンタを持ってきてくれました。同修から少しずつ教わりながら、その上、息子夫婦の協力の下で、今の私はインターネットに繋ぎ、ダウンロードし、印刷し、植字し、DVDに書き込むなど基本の操作が自由自在にできるようになりました。それから、同修に『明慧週刊』と資料を提供することができるようになりました。

 最初、息子と一台のパソコンを使っていたました。時に私は資料をもっと作りたくて、時間を延ばして迂回、常人の息子もパソコンを早く使いたいということで、口喧嘩までして、とても不便でした。それで、私はノートパソコンを買い、小さい家庭資料点ですが、無事に運営し始めました。しかし同時に、新しい家庭の関門が生じ、息子との難儀は過ぎましたが、今度は夫の番になり、私がパソコンを開いたとたんに、小言を言ってきて、時には心性を保つことができず、夫と喧嘩になりました。私は「あなたがやらせてくれないなら、家を出ます。いかなる人、いかなる理由も私の資料作りをやめさせることが出来ません」と強く言いました。夫は縁起がよくないこと、聞き苦しい言葉をいい、脅かし、嘲笑し、それでも、私は資料作りを放棄しようと考えたことはありませんでした。師父は私を死の淵から救って下さって、技術を学ぶ知恵まで下さって、師父の言われたことだけを行い、衆生済度に私を必要とすれば、私はやり遂げます。

 今年3月には孫娘が生まれ、三つのことを行うのに支障が出てきました。以前は、資料作りが終わったあと、時間があれば配りに行き、人と出会ったら、真相を伝えていました。孫娘が生まれて、家事が多くなり、息子夫婦はわたしが子供の面倒を見るのを期待していて、三つのことを行うのに影響が出ました。どうしたらいいだろうと悩んで、同修と交流しましたが、意見はさまざまでした。ある同修は、子守りをしてはいけないと言い、ある同修は、子守りをするのは常人社会に符合するためすべきだといい、自分も悟れませんでした。その時点で、私は息子夫婦に、私の寿命は普通だったらもう終わっていたはず、師父が助けって下さって命をいただきました。毎日子守りをしていたら、ただの常人になり、命がなくなるかもしれないので、私は子守りできないと言いました。

 すると、息子夫婦は機嫌が悪くなってしまいました。それでも、私は彼らが常人なので私を理解することができるはずがないと思い込み、同修達との交流や、明慧ネット上での体験文章を読むことを通じて、私は考えが間違ったことに気付きました。退職後の私にとっては家庭が修煉の環境になり、家でも法を実証しないといけません。多くの大法弟子が子守りをしながら、三つのこともよくできていますし、常人の状態に符合すると言いながら、ただ私欲を満足させるためではないでしょうか? 常人の状態に符合すべきという修煉を実証していないではありませんか? 悟ったら、すぐに、息子夫婦に「母さんが子守りするので、安心して仕事に行きなさい」と言いました。それ以来、家庭はとても円満で、資料を作るのに必要の消耗費などをすべて息子夫婦が買ってきて、時間があれば、文字を打ち、DVD作りや印刷などを手伝ってくれます。私は朝晩あるいは子供が寝たときに、資料を作ります。時間さえあれば、より多く法を学び、赤ちゃんを抱いて出かけ、買い物をするなどを利用して、真相を伝えます。

 子供は今、6ヶ月になり、非常に聡明で、あやしながら『論語』、『洪吟』を暗唱して聞かせ、「法輪大法はすばらしい、真・善・忍はすばらしい」と教え、また子供に、あなたは大法小弟子で、法を得るために祖母の家に生まれてきたのよ、などと言い聞かせたら、孫の小さい目は瞬きもせずに私をじっと見つめます。孫の魂がきっと私の言ったことを理解してくれたと私は思います。

 以上、一通り述べましたが、実は、三つのことの一つもしっかり出来ていません。法を学び、正念を発するときは集中できず、あれこれと考えずに一心に煉功することもできず、真相を伝えに行くときは40歳ぐらいの政府幹部らしき男性を見かけたら、真相を伝えたくないという分別する心があります。これはすべて、法をよく理解していないことと多くの執着心が取り除かれていないことによるものです。私は師父の弟子ですので、師父の言われたとおりに行い、大法の修煉を通して、執着心を取り除こうと決心しました。

 以上、私の今まで修煉してきた修煉体験です。次元が限られていますので、間違いがあれば、同修たちの慈悲あるご指導をよろしくお願いします。

 2009年9月12日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2009/7/11/204282.html

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