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重慶市:2人の娘に迫害で先立たれた女性が監視される

(明慧日本)2009年10月1日から5日までの4日間、重慶キ江県松藻石炭鉱の書記・呂干江(30歳男性)と二段長の羅明艶(40歳女性)は、民生委員長の周方甜ら数人に命令を下し、法輪功修煉者の楊国正さんを24時間監視させ、楊さんが入院中の夫の見舞いに行くことさえも妨害させた。

 楊さんの娘・王積鳳さんと王積琴さんは不法に労働教養をさせられ、そのまま2人とも死に至った。楊さんの夫は、娘の死にこの上ないショックを受けて、精神異常となり植物人間のように自力で生活できなくなった。

 今年の「10.1(共産党の建国日)」、楊さんの娘の夫は西山坪労働教養所で迫害によって命の危険にさらされた。また10月3日には鎮の政府機関と派出所によって連行され、楊さんとの面会も拒否された。

 楊国正さん(58歳女性)は、キ江県松藻石炭松南路に在住。1999年法輪功が弾圧を受けてから、楊さんは絶えず監禁、ゆすり、家宅捜索などを受けた。娘の王積琴さんは2000年6月29日、重慶市キ江県松藻石炭鉱の警官に不法に連行され、2000年7月29日に重慶市茅家山にある女子労働教養所に送られ、二年の労働教養を処された。労働教養所では、麻薬常用者が残酷に殴打され、警官・楊明は「病気を治してやる」と言い、麻薬常用者に対し、楊国正さんの娘・王積琴さんに不明な薬を飲ませるよう示唆した。王さんは窒息状態に陥った。警官は自分たちの暴行を隠すために、すでに危篤になった王さんを釈放した。そして2002年9月23日、王さんは29歳の若さでこの世を去った。王さんは法輪功の真相を伝えるために上京し、1ヶ月間拘禁された。その後、2000年にも1年間、重慶市の女子労働教養所に入れられた。夫の古勝学さんは1999年に2年の労働教養が執られた後、数ヶ月のうちにまた警官に連行され、キ江県留置場で3年の不法な労働教養を強いられた。楊国正さんのもう一人の娘・王積鳳さんは2002年1月に迫害で家に帰れない日々が続き、2003年8月13日、無念にも26歳の若さでこの世を去った。

 今年の「10.1」、キ江県松藻石炭鉱の共産党委書記・荀暁彬と田仁海は、法輪功修煉者への迫害をさらにエスカレートさせようと企んでいた。それによって、保衛科や各地の地域長を含めて、大規模な迫害が広がり、法輪功修煉者に対して身柄の拘束、自宅付近での24時間監視と尾行、また自宅に軟禁(自宅を出る際に、地域長へ自身の電話番号と行き先の電話番号を入れて外出願書を届け出る)などを行なった。

 「10.1」の前後、松北路に住む法輪功修煉者・桂文倫さん(60歳過ぎ、男性)は、実家の兄の披露宴から帰宅途中、駅で安穏派出所松同警務室の武伝林に止められて嫌がらせを受け、最後に電話番号などの個人情報を強要され、教えるまで帰してもらえなかった。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 2009年10月28日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2009/10/25/210995.html

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