日本明慧
■印刷版   

河北省迁安市:梁秀蘭さんは拷問され、懲役8年の判決(写真)

(明慧日本)梁秀蘭さんは2009年9月11日、自宅の玄関前からバイク通勤するところを、突然襲ってきた警察によって連行された。2009年12月3日、中共の裁判所は警察署・検察院と結託して梁秀蘭さんに懲役8年の判決を下した。

 この一年間、迁安市中医院の優秀な看護士の梁秀蘭さん(43)は3回、中共の国家保安大隊に連行され迫害された。その間、非人道的で残虐な拷問を受け、一度危篤に陥った。

梁秀蘭さん

 梁秀蘭さんは1998年から法輪功修煉の道を歩み始めた。いつも「真・善・忍」の教えに従い自分に厳しく要求し、周りの人に対して愛情・熱心・責任を持って接していた。患者一人一人の心に暖かい印象を残していた。また良妻であり、四度の脳出血で身体が不自由になった夫の面倒を良く見ていた。

 乳房と膣を複数のスタンガンで攻撃された

 2008年5月、梁秀蘭さんは再び警察に連行された。警官の浦永来は梁さんを拷問しながら、「お前を殺しても自殺として処理する、我々は何の罪に問われることはない。外に報道されてもかまわない。逆に上司から仕事を良くやったとほめられるし、賞金ももらえるんだ」と暴言を吐いた。

 ここの警察は一人一人手にスタンガンを握って、梁さんの体中に攻撃をする。特に、女性の下半身を攻撃するのだ。最も痛みを感じる膣と足の裏を複数のスタンガンで一気に攻撃する。また、首と乳房を攻撃する。手錠が梁さんの皮膚が破れ、血が流れる。腕が大きく腫れるが、それでも警察は夜でも寝かせなかった。
スタンガンでの電撃(イメージ)


 意識を失っていた梁さんに判決を下す

 2009年4月1日、梁秀蘭さんは再び迁安市国保大隊の浦永来・哈福龍・唐国強らに連行された。警官は梁さんを迁安市留置場に移送し、迫害した。度重なる警察の不法行為に強く抗議し、梁さんは断食をして即時釈放を求めた。しかし喉から胃までゴムホースを挿し込まれ食物を注入された(灌食)。それによって、梁秀蘭さんは危篤状態に陥り意識を失った。

 2009年5月12日は国際ナースデーだった。その日に優秀な看護士の梁秀蘭さんは、意識を失った状態で裁判所に送られた。4時間の開廷の中、梁さんは動くこともなく危篤状態に陥ったままだった。しかし、裁判が終わった後に、洗脳班と留置場は瀕死の彼女を受け入れなかった。仕方なく警察は梁さんを自宅に返した。

 再度連行され8年の判決

 梁秀蘭さんは自宅に戻った後、身体が徐々に回復してきた。煉功を続け、勤め先の中医院に出勤できるまで回復していた。生活が落ち着いてやっと一安心したところ、またも迁安市国保大隊の警察に連行された。2009年9月11日、昼食を終えた梁さんは自宅マンションの玄関先で、突然襲ってきた警察に連行された。一緒にいた梁さんの娘は、警察の不法行為を強く非難し、母の釈放を求めたが、かえって警察に罵られ、母と一緒に連行されるところだった。近所の住民は娘まで連行しようとする警察らを強く非難し、娘を救った。今回の連行にかかわった警察は迁安市国保大隊の警官である。9月20日、梁さんの母と弟が留置場を訪れ、梁さんに衣類を渡すため面会を求めたが、警察に拒否された。さらに警察は、家族に2千元を要求した。

 2009年12月3日、中共の公安・検察と裁判所は互いに結託し、秘密裏に梁さんに対し懲役8年の判決を下した。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 2010年1月5日

■関連文章
梁秀蘭さんは、秘密裏に8年の判決を下される
河北省タク鹿県:法輪功修煉者5人に不当な判決
河北省遷西県の全シュク敏さん、3度目の連行
厳春玲さんは9年の判決を下され、迫害される
山東省青島市:7年の判決を下された孫力さんが受けた迫害
湖北省十堰市:数人の法輪功修煉者が非公開で判決を下される
山西省太原市:法輪功修煉者・チン国友さんらが拘禁される
吉林省集安市:裁判所が法輪功修煉者4人に不当判決を下す
河北省タク鹿県:趙秀芬さんは労働教養を強いられる
河北省:張雲平さんは迫害され重体