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大連:叢日旭さんは不当判決を下され行方不明(写真)

(明慧日本)遼寧省大連市にある裁判所は2009年6月16日、法輪功修煉者・叢日旭さんの裁判を開廷した。北京から来た韓志廣弁護士と、大連から来た王永航弁護士(36)が無罪の弁護をした。

  しかし、判決が出ないまま裁判が終わった。王弁護士は7月4日に連行され、ひどい迫害を受け、7年の不当判決を言い渡された。理由は叢さんの無罪を弁護したからだという。

  現在、修煉者の叢日旭さんは3年の不当判決を言い渡されたのち、家族と弁護士にも連絡がなく、家族は何も分からないままでいる。

叢日旭さん

王永航弁護士

  叢さんは大連文都考研育成訓練学校で校長の助手を務めていた。叢さんは2005年に遼寧工程技術大学新聞学部を卒業し、その後、西部建設を支援するボランティア活動を1年して、ボランティアの功績を称える賞を国からもらった。その後、科技文化局の秘書を務めた。

  叢さんは2009年1月13日、妻と一緒に道路で私服警官数人に強制連行され、拷問を強いられた。叢さんは40歳前後の警官から2回びんたをくらい、左胸を強く殴られた。

  肺が痛くなり、時々呼吸困難に陥った。その後、また叢さんの額を4、5回殴った。2009年3月2日、4人の警官は叢さんに審問を行い、公安分局で叢さんに拇印を押させようとした。また、写真を撮ることを要求したが、叢さんは拒否した。しかし、ある警官が叢さんの上半身を蹴り、顔にびんたをはり、頭をつかんで壁に4、5回ぶつけ、蹴り倒した上なお蹴り続けた。叢さんは鼻と口から血が出て、頭がはれ上がり、下唇が切れた。その後、警官は叢さんの指をつかみ、無理やり拇印を押させた。

  5月、公安分局はねつ造した案件を検察院に送ったが、証拠不足で二度却下された。公安分局は案件の内容を変えて再び提出した。

  大連から来た王永航弁護士は2003年3月、司法試験に合格して弁護士になり、いくつかの弁護士事務所で勤めた。週末は無料で法律の相談を受けていた。2008年7月、中共の最高裁判所に公開書簡を送り、「法律に従い、法輪功修煉者に加えた罪名は成立せず、違法である、問題の重要性を認識し、ただちに改め直し、1999年以来、拘禁されている法輪功修煉者を釈放すべきである」と述べた。

  王永航さんは何度も法輪功修煉者を援助していた。今回、法輪功修煉者を弁護したことで当局が弾圧を強行した。7月4日午後5時、私服の何者かが買い物に出かけようとする王さんの妻を抑えて家に入り、王さんと妻を留置場に強制連行した。留置場で、王さんは20人あまりの警官に殴られ、足を骨折した。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

  2010年1月26日

(中国語:http://minghui.org/mh/articles/2009/12/17/214568.html

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