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韓国:脱党活動を攻撃した暴徒に有罪判決

(明慧日本)韓国水原の地方裁判所は2010年5月18日、法輪功修煉者を暴行した中国国籍の崔万吉と中国系の韓国人・崔春植に、それぞれ8カ月と4カ月の懲役(執行猶予2年)の有罪判決を下した。 

 中国大使館の支持の下で 容疑者がはびこる 

 2009年9月13日、韓国安山市内で開催された6千万人の脱中国共産党の応援集会・パレードの現場で、数人の男が複数の参加者に暴行し、現場の器材を壊すなどの妨害を行った。これらの乱入者は、「大使館の支持があるから、恐れることはない。韓国警察もなす術がないはずだ」「法輪功修煉者なら、男女問わず殴れ」などと叫んでいた。

2009年9月13日、容疑者・崔万吉の逮捕現場

2009年9月13日、中共に派遣されたおよそ百人の華人暴徒が6千万人脱中国共産党活動の参加者を殴り、機材やパネルを破壊

被告人・崔らはパレード参加者に暴力を振るう

 暴力事件が起きた後、警察はすばやく出動した。しかし、乱入者は警察の制止を無視して暴力を振るい続けた。崔容疑者は安山警察局まで護送され、審問された時は態度が悪く、「十数日ぐらい拘留されても、中国に退去されてもかまわない。今、私は大使館に電話する」などと言い、携帯電話で中国大使館の関係者と通話した。 

 容疑者を厳しく制裁

 容疑者は警察局で第一回の調査を受けた後、水原地方検査庁・安山支庁まで護送され、活動を妨害したことについて徹底的な調査を受けた。そして、安山支庁が約3カ月の調査を通して、2009年12月28日に安山裁判所に起訴した。 

 法律事務所に勤めている金さんは「通常、パレードや示威に関する法律に違反した場合、韓国検察庁は罰金処分で処理していますが、今回、検察庁が裁判所に正式に起訴し、刑事裁決を求めたことからみると、韓国法律を無視する人を厳しく制裁する検察庁の強い意志が読み取れる」と述べた。

 容疑者に対する第一審は、2010年2月2日から5月18日まで5回公判を行った。4月3日の公判で、検察庁は被告人の犯罪嫌疑を証明するために、5人の証人に出廷させ、被告人2人も証人に出廷させた。

 5月18日、裁判所は崔万吉、崔春植にそれぞれ懲役8カ月と懲役4カ月の執行猶予付き有罪判決を下した。 

 韓国法輪大法学会:法輪功を妨害することは許さない 

 韓国法輪大法学会のスポークスマンが、今回の判決結果を支持する態度を示した。「脱党活動を妨害した中国共産党暴徒に、裁判所が有罪判決を下したのは 当たり前のことです。私たちは裁判所の判決を支持します。今回の判決を通して、すべての法輪功活動を妨害する行為は法律で許されないと、中国共産党当局への戒めになります」と話した。 

 原告:より多く中国人が脱党活動に加入する見通し

 本案の原告の一人、市民団体「新中国人権同好会」の代表・李承真さんは「裁判所が正しい判決を下して、本当に嬉しいです。今回の有罪判決は、韓国法律が絶対に暴徒の犯罪行為を容赦しないと表明しているのです。裏で暴行を策動した中国共産党に激しい衝撃を与えています。脱党活動は国際社会に認められた正義でかつ合法的なことです。これから、より多くの中国人が脱党活動に加入することを希望します」

 脱党センター責任者:中国共産党に警鐘を鳴らす 

 韓国脱党センター責任者の朴仁彩さんは「中国暴徒への有罪判決は、中国共産党及び中国大使館に激しい衝撃を与えました。毎回の脱党活動を行う時、または中国人に向けて三退を勧める時、中共暴徒に妨害されていたのです。しかし、彼らの妨害活動は中国大使館の支持を受けているから、何も恐れなかったのです。ただし、今回の判決は中国共産党に警鐘を鳴らしたので、最近、彼らの妨害行動は多少収まっています」と語った。

 2010年5月23日

(中国語:http://minghui.org/mh/articles/2010/5/19/224002.html
(English:http://www.clearwisdom.net/html/articles/2010/5/21/117250.html

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