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遼寧省:盤錦刑務所での拷問の実態—爪の中に針を突き刺す

(明慧日本)以下は、盤錦刑務所に収容されていた遼寧省の法輪功修煉者・黄成さんが生前に受けた迫害の状況である。
 
 黄さんは法輪功の修煉を始めてから、健康そのもので、それ以来、法輪功の「真・善・忍」の教えに従い、自己を律してきた。1999年7.20以降、中共(中国共産党)の弾圧政策のもとで、黄さんはこの11年来、地元の多数の法輪功修煉者と同じように派出所や留置場、刑務所で嫌がらせ・拘禁・恐喝・拷問などの迫害を受けてきた。
 
 2000年7月、自宅から連行された後、黄さんは警官7人によって暴行を受け、立つことができなくなるまで拳や椅子で、足を殴打され、さらに背中を硬質のゴム棒で滅多打ちにされた。そして、正当な理由もなく7カ月間拘禁され、2年6カ月あまりの労働教養を強いられた。
 
 2003年、黄さんは釈放されたが、6カ月後、再び連行されて身柄を拘束された。派出所では暖炉の煙突に縛り付けられてさんざん暴行を受け、また、人格を侮辱するために、口の中に草を詰め込まれるなどした。その後、黄さんは1年7カ月の労働教養を科せられた。
 
 2008年2月25日、警官らは、黄さんの家の中を荒らしまわった後、黄さんを公安局に連行した。18時間にわたり拷問を加えられた末、黄さんの両手は骨折し、足の肉は裂け、筋肉が露出した。
 
 2008年8月、黄さんは秘密裏に行われた裁判により、6年の実刑を言い渡された。その後、盤錦刑務所での2年間の迫害により、黄さんは脳梗塞や脳障害、心臓病を患い、命の危険に晒された。
 
 2009年3月、黄さんは看守と他の受刑者によって、スタンガンで全身に重傷を負わされた上、3日にわたって、頭に袋をかけられたまま宙に吊り上げられて、食事も与えられなかった。またある時は、裸にされた状態で、椅子に鎖で縛り付けられた上、スタンガンで電気ショックを加えられ、3時間ほど汚い言葉で罵られた。さらに、拷問に協力する受刑者は、黄さんの指に対して1本ずつ、合計10本の針を次々と差し込んだ。針を爪と肉の間に強引に入れられ、針が指の間に突き刺さった状態のまま放置されたため、指から大量出血した。その傷跡は、後日亡くなった黄さんの遺体に鮮明に残っていたという。さらに、黄さんは看守に数百回もビンタを受け、胸部を鉄の杭で打たれ、水にかけられて電気ショックを加えられるなどの拷問を受けたため、失神し脳内出血した。あまりの迫害の凄惨さから、良心の呵責に耐え切れず拷問をやめた受刑者さえいたという。

指の爪の中に金針を突き刺す実演

 黄さんの家族は、一時出所して黄さんを治療したいと何度も求めていたが、盤綿刑務所側は拒否し続けた。しかし、黄さんが度重なる拷問によって瀕死の重症を負うと、彼らは黄さんが死ぬことによって責任を追求されることを恐れ、黄さんを病院へ送った。
 
 2010年8月19日、黄さんは出所したが、病院からはいつ死んでもおかしくない状態だと診断された。しかし、このような状態にあっても、地元の警察は黄さんへの嫌がらせを続け、2011年2月24日、ついに限界に達した黄さんは体調を崩し、突然の脳出血によりこの世を去った。享年56歳であった。

遼寧省盤錦刑務所

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)
 
2011年03月09日


(English:http://www.clearwisdom.net/html/articles/2011/3/4/123597.html
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